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革新的技術でハイブリッド車の燃費効率改善とガス排出量低減を実現【ボルグワーナー】

2018年7月31日

ボルグワーナーは、米国インディアナ州ノーブルズビルに約9,300平方メートルのテクニカルセンターを新たに開設しました。

本プレスリリースは、2018年7月30日にアメリカ合衆国で発表された英文リリースの抄訳版です。

 ボルグワーナー(本社:アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ、社長兼最高経営責任者:ジェームズ・R・ベリアー/James Verrier)は、北米の大手自動車メーカー製の自動車向けに、ハイブリッド車(HEV)用およびプラグインハイブリッド車(PHEV)用に開発した革新的な排熱回収システム(EHRS)の生産を本年より開始します。同社の技術は、通常は排気管を通して排出される排気ガスの熱を利用し、エンジン暖機時間を短縮して効率を高め、燃費を大きく向上させ、ガス排出量を大幅に低減します。このコスト効率に優れたソリューションは、コンパクトかつ軽量であるため、既存の車両に容易に導入できます。

 ボルグワーナーは、排気ガス再循環(EGR)システムと排熱リカバリーシステム(WHRS)を組み合わせ、EGRクーラーやバルブなどの熱伝達や排ガス後処理技術における広範な経験を活用し、卓越したソリューションを提供することができます。EHRSは、排ガス内に蓄えられたエネルギーを使用することによって機械損失を低減します。エンジンのコールドスタートの間、バルブが排ガスの流れを制御して熱交換器に誘導し、そこで排ガスの熱エネルギーが自動車のサブシステムにある流体を加熱します。それによって、エンジン暖機が速まり、ガス排出量が低減され、燃費効率が改善します。ボルグワーナーの低圧EGRバルブは、燃焼室内の温度を正確に制御し、エンジン効率と燃焼タイミングを改善します。さらに、この技術によって、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOX)、粒子状物質(PM)が低減されます。

 ボルグワーナーのエミッションおよびサーマルシステムズの社長兼事業本部長のジョー・ファドゥール(Joe Fadool)は、「冷間始動時のエンジンが最適な運転温度に達するまでの間は、燃費効率は極めて低く、ガス排出量レベルは高くなるため、今後の排出ガス規制をクリアする上での課題の一つとなっています。当社のEHRSは、エンジン暖機時間を最小限に抑え、世界各国の自動車メーカーが新たな厳しい規制を遵守する上で役立つソリューションです。当社はEHRSによって、ガス排出量を低減する高効率ソリューションに対する需要の高まりに応え、クリーンテクノロジーのリーディングサプライヤーとしての位置付けを強化します。」と述べています。

ボルグワーナートロフィーについて
ボルグワーナー(NYSE: BWA)は、内燃機関、ハイブリッド、電気自動車向けのクリーンで高効率な技術ソリューションを提供するグローバルなリーディングカンパニーです。世界18カ国66カ所に生産・開発拠点を持ち、全世界でおよそ29,000人の従業員を擁しています。詳細については、borgwarner.comをご覧ください。









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