ニュース

自走式駐車設備向け自動運転・自動駐車に関する 慶應義塾大学 大前学研究室との共同研究の開始について【IHI運搬機械】

2018年7月17日

自走式駐車設備向け自動運転・自動駐車に関する
慶應義塾大学 大前学研究室との共同研究の開始について

 IHI運搬機械株式会社(本社:東京都中央区,社長:館野 昭,以下「IUK」)は,このたび,慶應義塾大学SFC研 究所 大前学研究室と,自走式駐車設備向け自動運転・自動駐車に関する共同研究契約を締結し,共同研究を以 下のとおり開始しました。

1.共同研究の概要
(1)研究内容
 自走式駐車設備の場内環境において,自動運転車が適正に経路認知や駐車するための制御技術(車両 側・インフラ側双方)等に関するノウハウの獲得を目指します。
(2)研究場所
・IUK 沼津工場内自走式駐車設備(静岡県沼津市原)
・慶應義塾大学 新川崎タウンキャンパス(神奈川県川崎市)

<沼津工場内 自走式駐車設備イメージ>

2.共同研究に至る経緯
 近年,クルマの自動運転を取り巻く技術革新は目覚ましく,駐車場に代表される社会インフラに関しても, 多様なニーズに対応する技術革新が求められています。IUKは,そのような事業環境を好機と捉え,このた び自社工場敷地内に自走式駐車設備(※1)を建設し,駐車場事業者として自動運転に対応する駐車場の実 証実験に取り組んでいきます。
 一方,慶應義塾大学 大前教授(※2)は,「いつでも」「だれでも」「どこへでも」行ける社会の実現を目指し, 自動運転と関連技術の研究開発を20 年以上実施し,さまざまな自動運転走行の実証実験に取り組んでいま す。

  上記のような経緯のもと,このたび,IUKと慶應義塾大学 大前学研究室との共同研究にて,自動運転に 対応した駐車場に必要な設備・技術および製品開発を行なうこととなりました。

IUKは,今後も,パーキングシステムのリーディングカンパニーとして,急速に変化する社会において,常に「次 の駐車場のあり方」を追求し,駐車場に求められる多様なニーズに対し最適なソリューションをご提供していきま す。

※1 沼津工場内 自走式駐車設備
現在,自走式駐車設備の研究開発および自動運転・自動駐車の実証実験のため,自社工場敷地内 に,自走式駐車設備(2018年7月竣工)を建設しております。本設備は,フラット・連続傾床・スキップの 3形式の床構造を複合させ,様々な環境下での実証実験に適応できる設備となっています。 また,IUKは,地域貢献を目的に静岡県沼津市と防災協定を結ぶ予定としており,本設備を災害時の物 資供給二次拠点および近隣住民の一時避難場所として新たな駐車場の活用に取り組んでいきます。

※2 慶應義塾大学 大前 学 大学院政策・メディア研究科教授 兼 環境情報学部教授
大前研究室では自動運転に関し,「自動車の自動運転」「自動車の自動隊列走行」「自動車の遠隔操作 技術」の3テーマに焦点を当て,自動車の知能化,情報化,次世代モビリティに関するさまざまな研究 教育活動に取り組んでいます。

【本件に関するお問い合せ先】
IHI運搬機械株式会社 総務人事部総務グループ 広報担当
TEL:03-5550-5321 URL:http://www.iuk.co.jp/ e-mail:webmaster@iuk.co.jp








IHI運搬機械株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#IHI運搬機械
#自動運転
#2018年7月17日