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大型観光バス「日野セレガ」を改良して新発売【日野自動車】

2018年6月28日

大型観光バス「日野セレガ」を改良して新発売
― 商用車として世界で初めてドライバー異常時対応システム(EDSS)を搭載
ロングボデー車にAMT搭載車型を設定 ―


 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下日野)は、大型観光バス「日野セレガ」を改良し、商用車世界初となる「ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)」の標準装備など安全性を向上させるとともに、ロングボデー車にAMT(機械式自動変速機)搭載車型を設定して7月2日に発売します。

【主な改良点】
● ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)を標準装備

ドライバーに急病などの異常が発生した際、乗客や乗務員が非常ブレーキスイッチを押すことで、減速して停止します※1。またシステム作動時には、お客様向けICTサービス「HINO CONNECT」を通じて、お客様が設定した登録メールアドレスに対象車両・作動時刻・位置情報が通知されます。万一の際、お客様の迅速な対応をサポートすることで、より安心・安全な運行に貢献します。

● 可変式スピードリミッターを標準搭載
35~110km/hの範囲で、最高速度を設定することが可能。エコで安全な運行をサポートします。

● 全客席ELR※2付3点式シートベルトおよび客席シートベルト警告灯を新採用※3
新たに全客席ELR付3点式シートベルトをオプション設定。また、客席シートベルト警告灯を前席のシートバックに設置。メータークラスターに設けた運転席スイッチを押すと警告灯が起動し、シートベルト未着用の場合には、確実な着用を促します。

● ロングボデー車にAMT搭載車型を追加設定
ロングボデー車は、変速機にAMT(機械式自動変速機)「Pro Shift」(プロシフト)を追加しました。ダイヤル式シフトレバーをインパネに、変速モードの変更やマニュアルシフト操作ができるシーケンシャルレバーをステアリングコラムに設置して変速時の負担軽減を図っています。  「日野セレガ」は全車がASV減税の対象であり、ロングボデー車(12m)およびショートボデー車(9m)のGVW12トン以下の車型はエコカー減税の対象となります※4

※1 : 国土交通省策定「ドライバー異常時対応システム」技術指針に準拠
※2 : Emergency Locking Retractor(緊急ロック式巻き取り装置)
※3 : オプション
※4 : 併用不可。税制優遇について、詳しくは弊社HPをご覧ください http://www.hino.co.jp/products/tax_benefits/index.html

■日野セレガ 2RG-RU1ESDA

■ドライバー異常時対応システム(EDSS)
<主な機能>
急病等でドライバーが運転操作の継続が困難となった場合に、ドライバー自身や添乗員が運転席の非常ブレーキスイッチを押すか、もしくは乗客が客席上部に設置されたスイッチを押すことで、制動を開始し、徐々に速度を落とし停止します。このとき、車内では非常ブザーが鳴るとともに赤色フラッシャーが点滅して、緊急停止することを乗客に伝達します。また、周囲に対しては、ホーンを鳴らし、ストップランプとハザードランプを点滅させ異常を知らせます。

<作動イメージ図>

車外報知と同時に、非常ブザーと赤色フラッシャーで車内報知

試験車によるシステム紹介映像はこちら


■年間販売目標台数
            1,000台  (日野セレガシリーズ全体)








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