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神奈川工科大学と共同で低コスト炭素繊維複合材成形製造技術の研究を開始【東京アールアンドデー】

2012年4月12日

㈱東京アールアンドデー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小野昌朗)は、今年度より神奈川工科大学(本部:神奈川県厚木市、学長:小宮一三)の永尾陽典教授(工学部・機械工学科・永尾研究室)と共同で、低コスト化を実現する複合材製造技術の研究を開始致します。
この共同研究は、当社の中期事業計画の一環として当該技術を確立することにより、自動車分野などを対象とした軽量化車両部品の中量・少量生産市場への参入を目指すものです。

目標とする低コスト複合材製造技術は、RTМ成形法をベースに当社が得意とする高精度な複合材製造技術と永尾教授の宇宙航空研究開発機構(JAXA)における航空機向け複合材の低コスト化技術開発の経験を総合して研究を進めます。応用分野として風車翼などの環境関連ビジネス、医療関連器具ビジネスも視野に入れております。

・ RTМ(Resin Transfer Molding)成形
密閉型又は開放型を利用して内部に配置した連続する繊維に樹脂を注入する成形方法の総称。従来のオートクレーブ成形方法に対して設備コスト、製造コストの削減が可能とされています。

・ 永尾陽典(ながお ようすけ)教授について

JAXA総合技術研究本部・複合材グループ長として航空機向け複合材の低コスト技術開発を推進。現在はこの経験を教育研究機関で生かす事により、国産技術の向上と国内産業の空洞化防止ならびに技術者の育成に寄与する事を目指しています。


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