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電池材料事業を行うBASF Toda America LLC (BTA)での協業運営を開始【BASF ジャパン】

2018年3月8日

■ グローバル事業を強化
■ 北米の顧客に近い工場から、最先端の高容量正極材料を提供


世界有数の化学メーカーであり、世界最大の自動車産業向け化学品サプライヤーであるBASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、戸田工業株式会社(本社:広島県広島市)との新たな協業の拠点となるBASF Toda America LLC(BTA)において、協業運営を開始いたしました。BTAは、2015年に設立されたBASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社(本社:東京都港区)に続き、BASFと戸田工業との2度目の協業となり、BASFの電池材料事業が進める成長戦略における次のステップとなります。BTAはBASFが株式の過半数を保有する合弁会社となり、高容量の三元系正極材(NCM)とニッケル系正極材(NCA)を、e-モビリティ向けに製造販売します。

BTAはミシガン州バトルクリークおよびオハイオ州エリリアにある生産拠点より、正極材料の製造に関する優れた専門技術を提供します。北米でのフットプリントの拡大で、BASFは戦略的供給体制を確保し、画期的な正極材料の生産により、グローバルに展開するお客様のニーズに応えることができるようになります。

BASFの触媒事業本部プレジデントのケニス・レーンは次のように述べています。「BTAの設立は、BASFの電池材料事業の更なる戦略的前進です。BASFは現在、電池材料を主要な自動車用プラットフォームに供給しており、近い将来に立ち上がるプラットフォームの認証獲得をも進めています。この投資により、BASFは電池材料の製造においてグローバルメーカーとしての存在感を確立し、高まる市場のニーズに対応していきます。」

またBASFの電池材料事業部シニア・バイスプレジデントであるジェフリー・ロウは次のように述べています。「北米の自動車メーカーのお客様と協業し、サービスをご提供するにあたり、現地生産によってBASFの能力は強化されます。BASFのグローバルな研究開発資源と比類のない技術ポートフォリオを組み合わせることでお客様のご要望をサポートし、急速に拡大する北米や他の地域のe-モビリティ正極材料市場の発展に、積極的な役割を果たすことができます。」

※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。

BASFの触媒事業本部について
BASFの触媒事業本部は、環境触媒とプロセス触媒の世界的なリーディング・サプライヤーです。同事業本部は、私たちが呼吸する大気の保護、生活を支える燃料の製造、先進のバッテリー材料などを含む多岐にわたる化学品やプラスチックの効率的な生産を支える技術開発で卓越した専門知識を提供します。BASFの業界をリードする研究開発プラットフォーム、技術開発への情熱、貴金属とベースメタルへの深い知識を活用することで、触媒事業本部は、独自のソリューションを開発し、顧客の成功をサポートしています。BASFの触媒事業本部についての詳細は、インターネットホームページ www.catalysts.basf.comをご覧ください。

BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く、世界をリードする化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、環境保護と社会的責任の追及、経済的な成功の3つを同時に果たしています。また、全世界で115,000人以上の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献できるよう努めています。製品ポートフォリオは化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスの5つの事業部門から成ります。2017年のBASFの売上高は約645億ユーロでした。BASFは、フランクフルト(BAS)、ロンドン(BFA)およびチューリッヒ(BAS)の証券取引所に上場しています。BASFの詳しい情報は、 www.basf.com(英語)をご覧ください。





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