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フォーミュラEマシンのカラーリングコンセプトを公開【日産自動車】

2018年3月6日

日産自動車、フォーミュラEマシンのカラーリングコンセプトを公開
2018~2019年シーズンからフォーミュラE選手権に参戦し、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推進


日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は6日、ジュネーブモーターショーにおいて、ABB FIAフォーミュラE選手権に参戦するレースマシンのカラーリングコンセプトを初公開しました。同社は、昨年の東京モーターショーで、2018年12月に開始する予定のシーズン5より、フォーミュラE選手権に参戦すると発表しています。

今回公開したフォーミュラEマシンのカラーリングは、日本にある日産グローバルデザイン本部が担当しました。このフォーミュラEマシンは、最新のバッテリーやパワートレインのパッケージを採用しており、優れた空力性能が特長です。

日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員アルフォンソ アルバイサは、「デザインチームは、シーズン5用のフォーミュラEマシンを一目見て、あたかも電動の鳥が超音速で飛んでいるようだ、と感じました。空気抵抗と重力から自由になるというデザインコンセプトは、この第一印象から生まれています。フォーミュラEのマシンは実際非常に静かで、それでいて爆発的なスピードを出します。そのため、カラーデザインをする際に、ドップラー効果に留意したのは自然な成り行きでした。このドップラー効果の超音波パルスと、ソニックブームから発せられるパワーのコンビネーションは、日産のフォーミュラE参戦をより勢いづけています。」と述べました。

なお、今回のマシンは新しいパワートレインのパッケージを採用したことで、さらなるパワーと航続距離を実現しており、シーズン4まで行われていたレース中の車両交換の必要がなくなります。

日産のチーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)であるホセ ムニョスは、「これまでに、『日産リーフ』は世界中で累計40億キロ以上をゼロ・エミッションで走行しました*1。日産は電気自動車の先駆者であることに誇りを持ち、そして今、これまで培ってきた知見をモータースポーツに活かしたいと考えています。新しいフォーミュラEマシンが、今朝から一般にライブ公開されています。私たちは、レースデビューに向けて、マシンのカラーリングコンセプトを公開することにとてもワクワクしています。日産にとってフォーミュラEは、EV技術の重要な開発プラットフォームの一つであり、世界の主要都市の中心部でレースができることから、『ニッサン インテリジェント モビリティ』を紹介するのに最適のクルマと言えるでしょう。」と述べました。

「ニッサン インテリジェント モビリティ」は、クルマがエネルギーをどのように使い、どのように走るのか、そして社会とどのようにつながっていくのかということを再定義するための日産のアプローチです。

本日カラーリングコンセプトを公開した日産のフォーミュラEマシンはレースデビューに備え、これまで数か月にわたり、新しい技術パッケージの開発を進めてきています。

日産のグローバルモータースポーツダイレクターのマイケル カルカモは、「日産は、電気自動車技術に関する多くの知見を市販車だけでなく、レースの世界にも投入していきます。フォーミュラE選手権の競争レベルは高まり続けており、私たちはフォーミュラEならではの様々な開発上のチャレンジも楽しみにしています。日産は他のメーカーと同様に、シーズン5から一新されるマシン、バッテリー、パワートレインのパッケージで参戦します。」と述べました。

日産は、競争力向上のためにコラボレーションとシナジーの最大化に重点を置くルノー・日産自動車・三菱自動車のアライアンスを活用し、ルノーのこれまでの知見と技術を活用するべく取り組んでいます。

フォーミュラE選手権のシーズン5は、香港、ベルリン、チューリッヒ、ローマ、ニューヨークなど世界の主要都市で開催される予定です。日産はフォーミュラE参戦に向け、ドライバーや技術パートナー、マーケティングパートナーなどに関する詳細を今年後半に発表する予定です。

*1 日産のグローバルデータセンター(GDC)の推定値による。「日産リーフ」が世界中で走行した総距離は、NissanConnect EVに登録されている車両(グローバルで販売された台数の約半数)から集めたデータに基づいた推定値。








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