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マレーシアコイルセンター事業会社の100パーセント子会社化について【住友商事】

2018年1月12日

住友商事㈱(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 CEO:中村 邦晴、以下「住友商事」)は、Sumiputeh Steel Centre Sdn. Bhd.(本社:マレーシア・セランゴール州、以下「スミプテ・スチール・センター社」)の保有株式を50パーセントから100パーセントまで買い増し、同社を完全子会社化しました。


スミプテ・スチール・センター社は、1980年に当時のマレーシアにおける外資規制の要件を満たすため、同国系弁護士事務所であるZain & Co.社をパートナーとして設立以来、同国内に進出する家電・自動車メーカー、および地場建材メーカー向けに、薄板製品の供給を中心に高品質なコイルセンターサービスを提供することにより、同国内最大のシェアと高い知名度を確立し、雇用の創出と地域経済の活性化に貢献してきました。現在は規制緩和により外資比率100%が認められており、また住友商事の投下資源の更なる有効活用により同社の企業価値を最大化する方針から、パートナーとの交渉を経て、完全子会社とすることにつき合意に至りました。

マレーシア国内の薄板市場は、日系メーカーの主要製造拠点が安定的な生産を継続するとともに、シンガポールとクアラルンプール間を結ぶ高速鉄道の建設等、インフラ投資計画が旺盛であり、建材分野を中心とした非日系企業および地場企業向けの需要拡大も見込まれ、今後も安定的な成長が期待されています。

住友商事は、アジア各国で長年にわたりコイルセンター事業を展開し、幅広い仕入・販売ネットワークや品質管理ノウハウを蓄積してきました。スミプテ・スチール・センター社を完全子会社化することで、経営資源をより効率的に活用し、安定成長が期待されるマレーシア薄板市場において、更なる競争力の強化とシェアの拡大を目指します。


【スミプテ・スチール・センター社の概要】
会社名:Sumiputeh Steel Centre Sdn. Bhd.
所在地:セランゴール州シャー・アラム特別市
事業内容:コイルセンター(鋼材加工・販売)
設立年:1980年
従業員数:270名(2017年12月現在)


<参考資料>
■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地域と産業の発展への貢献」と「快適で心躍る暮らしの基盤つくり」に資する事業です。









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