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アルファロメオ、Formula 1に復帰【FCAジャパン】
2017年12月1日
● 30年を経てアルファロメオがF1レースに復帰
● アルファロメオとザウバーF1チームが戦略的、商業的、技術的な協力を定めた多年度のパートナーシップ契約を締結
● 正式名称は「Alfa Romeo Sauber F1 Team」
FCAが所有する高い名声を誇るイタリアのブランドであるアルファロメオが、スイスのザウバーF1 チーム（Sauber F1 Team）との間に、2018年シーズンの世界チャンピオンシップからの F1レースへの参加を目的とした、多年度にわたる技術および商業的パートナーシップ契約を締結しました。
このパートナーシップを通じて生み出されるシングルシートのレースカーには、タイトルスポンサーであるアルファロメオ独自のカラーリングとロゴが与えられ、またフェラーリによる 2018年型のパワーユニットが搭載されます。
この契約には、アルファロメオ技術陣のエンジニアリングノウハウと知識の活用をはじめ、F1に必要となる、すべての開発分野にわたった戦略的、商業的、および技術的な協力が含まれます。また両社にはこのパートナーシップを通じ、フォーミュラ1と自動車分野全般の両方にわたる新たな事業機会も得られます。
このチームの正式名称は「Alfa Romeo Sauber F1 Team」です。
FCAのCEOであるセルジオ・マルキオンネ（Sergio Marchionne）は次のように述べています。「このザウバーF1チームとの提携は、30年以上の空白を経てフォーミュラ1に復帰するアルファロメオ・ブランドをあらためて構築するための大きな1歩です。フォーミュラ1の歴史を形作ってきた、豊かなストーリーに裏付けられたアルファロメオは、他の大手自動車メーカーとともにこのモータースポーツに参加することを決定しました。ザウバーF1チームが持つ、誰もが認める実績に基づく技術と戦略的ノウハウは、アルファロメオ・ブランド自体にも寄与するものと期待されます。新たに発表した GiuliaとStelvioの2つの車種においてすでにその能力を立証したアルファロメオのエンジニアと技師たちには、その経験をザウバーF1チームに提供する機会が得られます。また同時にアルファロメオのファンの皆様にとっては、他に例を見ない伝説的モータースポーツの歴史に新しいエキサイティングな章を書き加えようと決意した私たちを応援する機会となります。」
Sauber Holding AGの会長であるパスカル・ピッチ（Pascal Picci）氏は次のように述べています。「アルファロメオをザウバーF1チームに迎えられることを喜ばしく思います。アルファロメオにはグランプリレースにおいて長年にわたり成功を収めてきた歴史が存在し、この国際的に著名な企業がモータースポーツの最高峰に復帰するにあたり、当社が選ばれたことは大きな誇りです。自動車メーカーとの密接な協力は、ザウバーグループがその技術とエンジニアリングプロジェクトをさらに発展させるための優れた機会です。両社の協力を通じてAlfa Romeo Sauber F1 Teamに大きな成功をもたらすことができると確信しており、長年にわたって良きパートナーシップを構築できることを楽しみにしています。
F1の歴史の主人公のひとりであるアルファロメオの復帰は、このモータースポーツのアピールと今後の発展に大きく貢献すると期待されています。アルファロメオと共に技術的ノウハウと数多くの情熱的なファンがF1に加わり、またこの参加によってアルファロメオ自体にも技術移転や道路安全の分野のメリットが得られます。
アルファロメオはそのレースにおける伝統と卓越した技術によって世界中に知られています。戦前のグランプリにおいて誰もが認めるチャンピオンであった（1925年にはGP Tipo 2が第1回の世界チャンピオンシップを席巻）アルファロメオは、1950年から1988年までコンストラクターとエンジンサプライヤーの両方としてF1に参加しました。このデビュー後には直ちに、ニノ・ファリーナ（Nino Farina）とファン・マニュエル・ファンジオ（Juan Manuel Fangio）により1950年と1951年の2回にわたって世界ドライバーズチャンピオンシップを獲得しました。
1961年から1979年には複数のF1チームへのエンジンサプライヤーとして参加しています。
1979年にコンストラクターとして復帰した後には、1983年にコンストラクターズチャンピオンシップにおいて最高の実績である第6位を獲得しています。
1985年の撤退から30年以上を経て、アルファロメオは自らの足跡を残すという明確な意図の下にF1に復帰します。
※当報道資料はFCA社が2017年11月29日に発表したプレスリリースの抄訳です。原文は以下ウェブサイトをご参照ください。
（ http://www.alfaromeopress.com/press/article/alfa-romeo-returns-to-formula-1tm ）
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