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多角度分光測色計MA-Tシリーズを販売開始【エックスライト】

2017年11月8日

エックスライト社、多角度分光測色計MA-Tシリーズを販売開始
RGBカメラ搭載で、特殊効果仕上げの色材測定・管理を簡易化


カラーサイエンスとテクノロジーのグローバルリーダー、エックスライト社(本社:東京都江東区、代表取締役:南 文輝)と子会社のパントン社は、色材の特殊効果を特徴付ける、ポータブル式の多角度分光測色計MA-Tシリーズを発表しました。新しい2光源6受光の「MA-T12」および1光源6受光の「MA-T6」は、RGBカラーイメージングと多角度の分光測定機能を併せ持つ測色計で、色彩、粒子輝度感、粒子感を数量化します。自動車、プラスチック、塗装、化粧品業界で一般的に使用される特殊効果のある材料を、より正確に定義および管理することを可能にします。


ソフトウェアと連携


消費者が新車、エレクトロニクス、電化製品を購入する際、「色」は重要な決定要因の一つです。さらに、製品の部品色が統一していれば、顧客の製品に対する品質イメージを向上させることができます。多くのメーカーが、現在の市場において差別化を図るため、特殊効果のある材料を使用することが増えています。その一例として、自動車産業では新車の約70%が、アルミニウム、パール系、シラリックなどのエフェクト顔料を特殊効果の仕上げに採用しています。これらのマテリアルの特性を正確に把握するためには、単なる測色だけでは不十分です。バンパーや車体パネルなど、隣接するパーツとの一貫性も確保することが必要となります。これは特に、異なる工場やサプライヤーでパーツが製造される場合に重要です。新しいMA-Tシリーズは、一貫した色彩調和、粒子輝度感、粒子感の測定によって、メーカーが特殊効果のある材料をグローバルで基準づけし、伝達、実現させることをサポートします。

こちらの新製品をご紹介するご活用セミナーを2017年11月15日(水)にエックスライト社セミナールームにて開催いたします。詳しくはこちらのWebページをご覧ください。
http://www.xrite.co.jp/news/pressnews/445-2017-11-15-pressnews.html


■新MA-TシリーズおよびAuto QCソフトウェア
ポータブル式の多角度分光測色計MA-Tシリーズは、色彩、粒子輝度感、粒子感の測定に対し、市場の多角度装置と比べて繰り返し精度が2.5倍、再現性が2倍となっています。人間工学的デザインを用いた装置に、中央に配置されたアパーチャーと、安定した測定を行うポジショニングピンを設置。また、シンプルかつ直感的に操作できるタッチスクリーン式になっています。測定エリア(チェックゾーン)のプレビューをリアルタイムで表示し、正確なターゲットが可能である他、測定手順を簡素化します。

MA-Tシリーズは、クラウドベースのAuto QCソフトウェアと併用可能。サプライチェーン全体において基準色を確保し、測定手順やデータの明確なコミュニケーション/管理を行います。新しい目視評価用ツールには、パフォーマンスのトレンドチャートと測定物のイメージを保存する機能が含まれ、リアルタイムのモニタリングや、許容範囲から外れる製品にも迅速に対応することを可能にします。

MA-T12、MA-T6共に、旧式データの多角度分光測色計、X-Rite MA68、MA94、MA96、MA98との下位互換性を提供します。


■エックスライト社について
パントン社を子会社に持つエックスライト社は、アメリカのミシガン州グランドラピッズを本拠地とし、カラーサイエンスおよびテクノロジー分野において世界をリードする企業です。測定システム、ソフトウェア、カラースタンダード、サービスを通して、革新的なカラーソリューションの開発、製造、販売、サポートを行います。エックスライト社では、印刷、包装、写真、グラフィックデザイン、ビデオ、自動車、塗料、プラスチック、テキスタイル、歯科、医療など幅広い産業でカラーの専門知識で品質改善やコスト削減に協力しています。詳細はhttp://www.xrite.co.jpをご覧ください。エックスライト社の最新ニュース、情報、コミュニケーションは、Twitter、Facebookをご覧ください。


■パントン社について
パントン社はエックスライト社の子会社で、50年以上において世界のカラーオーソリティーとして、多彩な検索や表現を求めるデザイン専門家に製品およびサービスを提供してきました。カラーのインスピレーションの源となるパントン社は、お客様にペイントやデザインにおいて、感銘を与える製品やサービスを提供しています。詳しくは、http://www.pantone.jpをご覧ください。パントン社の最新ニュース、トレンド、情報、コミュニケーションは、Facebookをご覧ください。








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