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「ライトスター®」(メソ孔を有する球状シリカ粒子ゾル)の開発について【日産化学工業】

2012年2月28日

日産化学工業㈱は、メソ孔(2~50nmの細孔)を有するサブミクロンサイズの球状シリカ粒子を開発し、溶媒に分散させたゾル「ライトスター®」として、本年4月よりサンプル提供を開始します。

今回当社が開発した粒子は、細長いナノ粒子が相互に結合した組織であり、機械的強度も併せもっています。形状は球状で、平均粒径は約0.5~0.8ミクロン、比表面積は約250㎡/g 、細孔直径ピーク値は約12nm、細孔は3次元的に繋がり、大きな細孔容積(0.5~1.5㎠/g)を有しています。また、本粒子製造にあたり、メソ孔形成に有機物を一切使用しない、環境にクリーンなプロセスを確立しています。「ライトスター®」は、本粒子を水やアルコールに分散することで、使用場面でのハンドリングが容易な仕様としております。

今後、特長である多数のメソ孔を活かして、触媒・酵素・抗菌剤などの担体、徐放性担体、吸着材、断熱・遮音材、また、光散乱効果が高まることから防眩材、艶消し材、光拡散コート材、反射防止材などへの用途展開を図り、2017年に10億円の売上を目指してまいります。


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