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名古屋工場の電解液製造設備の営業運転開始【三井化学】

2017年4月10日

三井化学 名古屋工場の電解液製造設備の営業運転開始
- 国内の環境自動車向けなどモビリティ事業の強化・拡大に拍車 -


三井化学㈱(社長:淡輪 敏)は、拡大するリチウムイオン電池向け電解液の国内需要増加に対応するべく名古屋工場に建設した電解液製造設備がこの程営業運転を開始しましたのでお知らせ致します。

電解液製造設備の概要

リチウムイオン電池は、ノートブックパソコン、スマートフォン、タブレット端末の普及に伴い、市場が拡大してきましたが、今後は中国など東アジアで環境への負荷が小さいハイブリッド車や電気自動車の普及が見込まれており、日本においても車載用を中心に電解液の市場拡大が期待されています。

三井化学は、リチウムイオン電池向け電解液の市場拡大に対応するため、中国に台湾プラスチックス社(所在地:台北市、董事長:林 健男)との合弁会社 台塑三井精密化学有限公司(以下、FMAC)にて電解液の製造設備を有するほか、国内では生産委託により電解液の事業を展開してきました。名古屋工場での新設備の営業運転開始を機に、国内での事業拡大を積極的に推進するほか、これまで行ってきた委託生産は順次新設備での生産にシフトしていきます。
また、当社は更なる市場拡大に備え、生産・供給体制の拡充を図るため、FMACの電解液製造設備も2017年11月に営業運転を開始するべく増強工事を進めています。

三井化学は、モビリティ分野を成長を牽引するターゲット領域の一つとして位置付けており、リチウムイオン電池向け電解液はモビリティ分野の中でも積極的に開発を進めている事業の一つです。当社は、長年培ってきた電解液に関する技術と知見を活かした高品質な電解液の生産・供給体制を整え、モビリティを中心とした電解液事業の拡大を一層強化していきます。

ご参考【FMACの概要】

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