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スペインの自動車部品・システム等のメーカー「フィコサ・インターナショナル S.A.」の追加株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ【パナソニック】

2017年3月21日

パナソニック㈱(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀一宏、以下、「パナソニック」)は、パナソニックが発行済株式総数の49%を出資するスペインの自動車部品・システムサプライヤーであるフィコサ・インターナショナルS.A.(本社:スペイン バルセロナ、CEO:ハビエル・プジョル、以下、「フィコサ」)の株式を20%追加取得し、フィコサを連結子会社化(以下、「本件取引」)することを決定しましたので、お知らせいたします。
なお、本件取引完了のためには、欧州その他関係当局の承認をはじめとする諸条件の充足、その他の一般的な前提条件を満たすことが必要となります。

1.連結子会社化の目的

パナソニックは、2018年度車載事業の売上高2兆円の実現に向け、「快適」「安全」「環境」の各領域で成長に向けた取り組みを進めています。このような中、パナソニックとフィコサは2015年6月に資本業務提携を行い、協業を開始しました。以降、両社は各々の保有する技術を融合させ、電子ミラーをはじめとする協業開発の商品で受注を獲得するなどの成果を挙げています。さらに、次世代コックピットシステムや先進運転支援システム(ADAS)など今後の成長分野での事業拡大を目指した協業商品の開発を進めています。今般、両社はこれまでの協業を通じて相互理解を深めたことで、パナソニックによるフィコサ連結子会社化は、両社の長期的な企業価値の一層の増大を図ることができるとの判断に至りました。

パナソニックの伊藤好生代表取締役専務は、「フィコサは当社と同様に確固たる経営理念を持ち、電子ミラーだけでなく、コネクテッドカーを実現するためのテクノロジーにおいてもシナジー効果が期待できる。両社の強みを発揮した開発を加速させることで、成長戦略を実現できると確信している」とコメントしています。

フィコサのハビエル・プジョルCEOは、「近年、フィコサでは、エレクトロニクス・ソフトウェア分野での高付加価値商品の開発をベースに広範囲な技術変革に取り組んできたが、自動車業界に現在起きている技術変革はとても大きく、多額の投資を必要とする。そのため、パナソニックとの協業は、両社間のシナジー創出の加速と、プロジェクトを統合し、コネクティビティ、自動運転、安全システムの分野で自動車市場の変革をリードするためのカギとなる」と本件取引の戦略的重要性を強調しています。

本件取引を通じ、車載事業の売上高2兆円の実現に向け、両社一体となって協業商品の事業化を加速させるとともに、企業統治の面でも一層の協調を図ってまいります。

2.追加株式取得の方法

パナソニックは、フィコサの株主であるフィコサ・インバージョン社から、同社が保有するフィコサ株式の一部を譲り受けることにより、フィコサの発行済株式総数の20%を追加取得します。これにより、フィコサは、パナソニックが現在保有する株式と合わせて、パナソニックが発行済株式総数の69%を出資する連結子会社となる予定です。

3.日程

4.連結業績への影響

本件取引によるパナソニックの2017年3月期連結業績予想への重要な影響はない見込みです。

【参考】

(注)1.当社は、自己株式132,057千株を保有しています(2016年3月31日現在)。
   2.*1本件取引完了後、パナソニックはフィコサの議決権の所有比率は69%になる予定です。
      *2本件取引完了後、パナソニックはフィコサに取締役7名を派遣する予定です。








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