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「エレクトロ セラミック コーティング」の量産ラインを開設【ヘンケルジャパン】

2017年3月10日

ヘンケルジャパン、「エレクトロ セラミック コーティング」の量産ラインを開設
~耐食・耐熱・耐摩耗性を付与する軽金属表面処理技術~


ドイツの化学・消費財メーカー ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパン㈱(本社:東京都品川区 社長:金井 博之)のジェネラルインダストリー事業本部は、㈱ツカモト(愛知県安城市 社長:塚本俊春氏)と提携し、今年2月に軽金属表面処理技術「エレクトロ セラミック コーティング(Electro Ceramic Coatings, 以下ECC)」の量産ラインを愛知県のツカモト本社構内に開設し、本格的な事業展開を開始しました。

ECCは、ヘンケルが特許を有するプラズマ電解析出法で、軽金属に耐食性、耐摩耗性、塗膜密着性などの機能性を付与するコーティング技術です。アルミ/アルミ合金、チタン/チタン合金素材の筐体やパーツなどが対象で、特に厳しい環境にさらされる船舶や自動車などの駆動系部品、建築関連資材、精密機械部品などに適用されます。

ヘンケルは、2013年に横浜アジア・パシフィック技術センターにECC処理のパイロット施設を開設しており、最先端の設備と経験豊かな技術チームによって、総合的なエンジニアリングソリューションを提供しています。これまで、同パイロット施設での試作を経た後は顧客側で自社ラインを用意していましたが、今回のラインの開設により、試作加工から量産までヘンケルによる一連のプロセスが実現したことになります。

軽量化の流れの中で、軽金属の需要が益々高まっています。ヘンケルは各種製造業の軽金属に対するニーズに応え、新設した量産ラインで製品製造をサポートしていきます。

ECCについて
高性能で環境にやさしい多機能なコーティング技術で、アルミニウムやチタンおよびそれらの合金など軽金属に適しています。このような重金属フリーのコーティング技術は、優れた耐食性と耐熱性を持ち、過酷な状況においても軽金属の使用を可能にします。
ECCの適用可能箇所として、マリンエンジン部品、自動車エンジンや小型エンジンのピストン部および排気ガス再循環・ターボ部品(特に高熱の排気や塩水に触れる部品)、HVAC、ポンプ及びバルブ(過酷な外気環境にさらされるもの)、精密機械部品(高い摺動信頼性を求められるもの)、調理器具、照明、多種にわたる産業分野全般のコンポーネントなどがあげられます。


ヘンケルについて
ヘンケルはブランドとテクノロジーのグローバルリーダーとして、ランドリー&ホームケア、ビューティーケア、アドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)の3つの分野で事業展開をしています。ヘンケルは1876年の創立以来、コンシューマービジネスおよび産業分野において、Persil(パーシル)、Schwarzkopf(シュワルツコフ)、Loctite(ロックタイト)などに代表される有名なブランドの数々と共に、グローバルにおけるマーケットリーダーとしての地位を維持しています。ヘンケルの従業員数は50,000人超であり、2016年の売上高は187億ユーロ、調整後の営業利益は31.7億ユーロを計上しました。ヘンケルの優先株はドイツ株式指数DAXのリストに入っております。


ヘンケルジャパンホームページ:http://www.henkel.co.jp
ヘンケルジャパンフェイスブックページ: http://www.facebook.com/HenkelJapan


-本件に関するお問合せ先-
ヘンケルジャパン㈱ 接着技術事業部門
マーケティング部
TEL:045-758-1869
e-mail:yuki.kobayashi@henkel.com








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#2017年3月10日