ニュース

ACCESSとエスディーテック、次世代HMI対応の車載インフォテインメント開発を効率化するソリューションの提供で協業【ACCESS】

2017年1月16日

ACCESSとエスディーテック、次世代HMI対応の
車載インフォテインメント開発を効率化するソリューションの提供で協業

-クルマのIoT化を加速-


㈱ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼子 孝夫、以下ACCESS)とエスディーテック㈱(本社:東京都港区、代表取締役:川端 一生、以下、sdtech)は、車載インフォテインメント(IVI)開発における、ACCESSのブラウザ技術およびsdtechのデザインエンジニアリングを持ち寄り、IVI開発を効率化するためのパッケージソリューションを、主に自動車メーカーおよび車載メーカーを対象に共同で提供していくことで合意いたしました。

クルマがインターネットにつながり、自動運転をはじめ多彩なIoTサービスを実現するための取り組みが、世界中で活発化しています。今後さらに、IVIは、現在のナビゲーションやテレビ、インターネット接続などの機能に加えて、多種多様なセンサーやCAN(Controller Area Network)などの車両情報も表示され、ドライバーの運転支援ツールとして活用されていくと考えられています。このため、これら多彩なアプリケーション機能や機器を提供する仕向先への対応が、メーカーにとって、開発時間・コスト面での負荷となっていくと予想されます。そこで、両社は、ACCESSのブラウザエンジンおよびその上で動作するサービスアプリケーションの組込技術と、sdtechのIVI向けデザイン&エンジニアリング技術をパッケージ化して、IVI開発効率を向上するソリューションとして共同で提供してまいります。

具体的には、sdtechの、ドライバーの状況に応じてHMI(Human Machine Interface)の振る舞いを適切に調整可能とする「ドライバー適応型HMIシステム」、上流工程で作成したワイヤーフレームを使って実機上での表示/動作確認及び後工程での連携が行えるHMI開発用ツール群「TRITO Linkage(トライト リンケージ)」、マルチプラットフォームでHMIのWindow枠を制御する「TRITO Frames(トライト フレームス)」と、ACCESSの豊富な市場実績を誇るブラウザシリーズ「NetFront® Browser」エンジンおよび多彩なアプリケーション群の相互互換性を確保し、統合ソリューションとして提供します。

これにより、ACCESSのブラウザ技術により実現される、インターネット接続、デジタルテレビ放送、カーナビ、YouTubeなどWebサービスを始め、CAN情報などの機能搭載も、sdtechの統一されたデザインコンセプト上で一元管理することでデザイナーとエンジニア間などの手戻りによるロスを低減できることから、開発サイクルの短縮、コスト削減が可能になります。さらには、ドライバーの動きに最適化されたインターフェースを備えたHMIにより、エンドユーザーへ従来にない付加価値を提供することが出来ます。

なお、ACCESSとsdtechは、2017年1月18日(水)~20日(金)に東京ビックサイトにて開催される「第9回オートモーティブワールド」に出展し(ブース番号:E44-22)、両社ソリューションが連携したIVI開発環境のデモを行う予定です。


オートモーティブワールド2017:http://www.automotiveworld.jp/

エスディーテックの出展案内詳細:http://www.sdtech.co.jp/news/news-2016.html#20161202


「NetFront Browser」シリーズについて
世界最高クラスのレンダリングスピードおよびHTML5対応充実度、世界最高レベルの省メモリ性を、あらゆる機器・OS上で実現するブラウザとして市場をリードしています。WebKit対応ブラウザ「NetFront® Browser NX」、Blink対応ブラウザ「NetFront® Browser BE」、独自エンジン搭載の「NetFront Browser」など取り揃えています。テレビ、IVI、ゲーム機器など累計搭載台数15億台を超える機器に搭載され、世界中のユーザーに快適なインターネット閲覧体験を提供しています。


「ドライバー適応型HMIシステム」について
ドライバーの状態(集中度合い・運転スキルなど)を認識し、今のドライバーの状態に最も適したHMIの振る舞いを実行するシステムです。従来の固定的なHMIと比較して、より柔軟にドライバーに対応することで利用時品質を向上することができます。(このシステムは「TRITO Comperio(トライト コンペリオ)」との連携により構築されています。TRITO Comperio は機械学習を活用したシステムを構築するためのツールキットです。)


■㈱ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
http://jp.access-company.com/


■エスディーテック㈱について
エスディーテックは、デザインエンジニアリング(人間中心設計+デザイン+エンジニアリング)によって、シンプルに長く愛されるデザインとソフトウェアを追い求め、創造力豊かで利用時品質の高い製品づくりを行います。
http://www.sdtech.co.jp/



※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFrontは、日本国、米国、およびその他の国における㈱ACCESSの登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。








株式会社ACCESSホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ACCESS
#インフォテインメント
#IoT
#業務提携/資本提携
#2017年1月16日