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新アプリ「オープンマティックス・ダッシュボード(Openmatics Dashboard)」でフリート管理が容易に【ゼット・エフ・ジャパン】

2016年11月30日


■ 車両の総合管理ツールを提供する新アプリ
■ 地理的情報と集約された車両データを表示
■ 2017年以降、ZFが実績のあるシステムを乗用車向けにも提供
■ カーシェアリング企業、レンタカー会社、工場にとって魅力的な提案
■ 電気自動車のフリートを、高い費用対効果で効率的に管理

近い将来、車両を所有するよりも、選択肢のあるモビリティの方が重視されるようになるかもしれません。市場はこのトレンドに向けてすでにシフトアップしており、デジタル機能を活用した移動システムもかつてないほどの成長を見せています。ZFアフターサービスのコネクティビティ専門ブランド、「Openmatics(以下オープンマティックス)」の新しいアプリは、この領域で重要な役割を果たすと考えられます。このアプリでは、1つのデジタルマップにすべてのフリート車両を表示し、特定の基準に従ってフィルタリングすることも可能です。これは、新たなサービスへの道を開くもので、電気自動車の場合であれば、充電ステーションへの最短ルートも教えてくれます。

6年前、オープンマティックスは自動車メーカーから独立した初のテレマティックス・プラットフォーム技術によって、商用車市場における地位を築きました。オープンマティックスの「オンボード・ユニット(OnBoard-Unit)」は、車両固有のデータをクラウド上の安全なデータベースに送信し、アプリがこのデータベースにアクセスして分析します。このシームレスな通信は、フリートの運用会社に大きなメリットをもたらします。多種類の車両を所有する会社にとって、オープンマティックスは自動車メーカーがそれぞれ提供する数多くの異なるテレマティックス・システムに代わる、魅力的なソリューションとなります。

オープンマティックスは、2017年から乗用車向けのサービスも提供する予定です。また、新しいダッシュボードアプリは、フリートポータルの機能も提供します。このアプリは、主にレンタカー会社やカーシェアリング企業、工場、保険会社など、多様な車両から構成される大きなフリート所有者を対象としています。オープンマティックスのマネージングディレクター、トーマス・ロッシュは、「自社によるフリートポータル構築への投資を望まない自動車メーカーにとって、この新しいアプリはメリットをもたらすでしょう」と語ります。

ダッシュボードを使用することで、フリート車両をデジタルマップ上にリアルタイムで表示して分析することができます。また、さまざまな評価指標(KPI)を分析に使用することも可能で、車両使用割合、合計走行距離といった各車両の使用状況などに加え、車両固有のデータも使用できます。これには、実際の位置や今後の点検の必要性、稼働停止などのエラーメッセージに関する情報も含まれます。

電気自動車を含むフリートの場合、ダッシュボードにより、効率的な充電管理も可能になります。アプリでは、バッテリーの充電状況や最も近い充電ステーションまでのルートが表示されます。すでにドイツの主要都市では、同様の機能が電動路線バスの運転間隔調整に使用されています。レンタカー会社もお客様の望むルートと、利用可能な電気自動車のマッチングを行うことができます。この場合、バッテリーの残量とお客様の目的地にある充電ステーションまでの距離が主要な指標となります。

従来の車両についても、オープンマティックス・ダッシュボードは新たなアプローチで顧客サービスを向上させることができます。レンタカー会社における車両返却処理の迅速化がその1つです。このアプリを使用することで、レンタカー会社は駐車場に入ってくる車両の中で、給油が完了しているものを特定することができます。満タン状態の車両は、クイックチェックアウトに回すことで返却処理を早くすることができます。








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