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スマートキーおよびウェアラブル向けに業界最低消費電力の車両アクセス ソリューションを発表【マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン】

2016年11月21日

オープンソースのイモビライザ プロトコルにより高い相互運用性を備え、
長波方向検出法により中間者攻撃に対抗


2016年11月21日[NASDAQ:MCHP] – マイクロコントローラ、ミックスドシグナル、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであるMicrochip Technology Inc.(日本支社:東京都港区浜松町、代表:吉田洋介 以下Microchip社)は本日、業界最低消費電力のパッシブエントリ/パッシブスタート(PEPS)ソリューション2製品を発表しました。ATA5700とATA5702は動作レンジが約10mと長く消費電力がごく小さいため、最高感度モードで使用しても競合製品に比べて最大3倍のバッテリ寿命を実現できます。
これらのデバイスはAES-128に基づくライセンス料不要のオープンソース イモビライザ プロコトルを採用しているため相互運用性が高く、大量生産時にはセカンドソースからの調達も可能です。オープンソース プロトコルは業界の専門家によって広く継続的にレビューが行われて改良が進むため、独自の非公開プロトコルに比べ実効性が高くセキュアである事が知られており、OEMにとって有益であると実証されています。
また、これらのデバイスは独自の長波方向計算ユニットを内蔵しており、ユーザは追加コストをかけずに効果的な中間者攻撃対策をとる事ができます。PEPSシステムに対する中間者攻撃は、OEMにとって最も深刻なセキュリティリスクの1つになりつつあります。
ATA5700とATA5702は主にスマートキー (パッシブエントリ/パッシブスタート)やモバイル機器、スマートフォン、ウェアラブル機器によるスマートキーの代用等、消費電力が特に重視されるバッテリ駆動機器への応用を想定しています。これらのデバイスは自動車メーカーが重視する位置精度についても業界最高水準を達成しており、保険業界が定める5 cmの精度要件を満たし、キーが車内にあるか車外にあるかを正確に判定できます。
「パッシブエントリ市場は、ハンズフリーでの開施錠やカスタマイズ可能なウェルカムランプ等、利便性に対する消費者ニーズの高まりを背景に急成長を遂げています」とMicrochip社車載事業部門副社長のMatthias Kaestnerは述べています。「これらの機器が広く普及していく中で、ハッキングされないセキュアなソリューションが強く求められるようになっています。Microchip社製品はこうしたお客様のニーズに応えます。」
ATA5702とATA5700はどちらも3Dイモビライザ、3D高感度LFレシーバ、デジタル処理ユニット、128ビット暗号エンジン、長波方向計算ユニット、マイクロコントローラを内蔵しています。さらにATA5702は小数分周方式位相ロックループ(PLL)を使ったRFトランスミッタも内蔵しており、妨害波の影響を受けない強力なUHF(極超短波)リンクを確立できます。


開発サポート
評価と開発を支援するため、8ビットAVR®マイクロコントローラのソフトウェア開発用にStudio 7、製品の評価用にATAK51004-v2評価キットを提供いたします。


在庫/供給状況
ATA5700とATA5702は本日より量産出荷を開始いたします。どちらのデバイスも5×7mm QFN側面処理パッケージで提供いたします。詳細はMicrochip社または正規販売代理店にお問い合わせ頂くか、http://www.atmel.com/devices/ATA5700.aspxをご覧ください。


リソース
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください(掲載に許可は不要です)。
製品画像:http://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/30037222603/sizes/l


Microchip社について
Microchip社(NASDAQ:MCHP)は、マイクロコントローラ、ミックスドシグナル、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであり、全世界で数千を超える各種アプリケーションで、低リスクの製品開発、総システムコストの削減、迅速な商品化の実現に貢献しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社のウェブサイト(http://www.microchip.com)をご覧ください。



Microchip社の名称とロゴ、Microchipロゴ、AVRは米国およびその他の国におけるMicrochip Technology Incorporatedの登録商標です。その他本書に記載されている商標は各社に帰属します。
詳細については、以下にお問い合わせください。
Daphne Yuen (Microchip社):
メール:daphne.yuen@microchip.com









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