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第54回技能五輪全国大会 「電気溶接」職種で笠城選手が金メダルを獲得【豊田自動織機】

2016年10月24日

㈱豊田自動織機(社長:大西 朗、以下 豊田自動織機)は、10月21日(金)~24日(月)山形県で開催された第54回技能五輪全国大会の7職種に出場し、「電気溶接」職種で、笠城 絢也(かさぎ じゅんや)選手が、みごと金メダルを獲得しました。

笠城選手は、2017年10月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催される第44回技能五輪国際大会に、日本代表として出場します。

このたびの全国大会では、全41職種に、各都道府県から選抜された約1,200名の若き技能者が参加し、技を競い合いました。

豊田自動織機からは7職種に13選手が出場し、「電気溶接」職種で金メダルと銀メダル、「構造物鉄工」職種で銀メダルと敢闘賞、「機械組立て」職種で銀メダルと敢闘賞、「機械製図」職種で銅メダル、「メカトロニクス」職種で敢闘賞を獲得しました。

豊田自動織機は「モノづくりの基本は人づくり」の考えの下、次代を担う人材の育成に取り組んでおり、その中で、高度技能の伝承をねらいに2000年から技能五輪に挑戦しております。

以下、今回の大会成績と「電気溶接」職種の概要を記載いたします。

1.大会成績

2.「電気溶接」職種の概要

電気的な放電現象を利用し、金属を接合する技能で、自動車・発電設備・橋梁・ビル建築物・家電製品など、あらゆる工業製品の製作を支えるモノづくりの基幹技能です。

選手は4時間25分の競技時間内に4つの課題を、TIG溶接(交流・直流)・被覆アーク溶接・半自動アーク溶接で製作し、寸法精度、製品概観、X線透過試験結果、圧力試験結果等を競います。

金属は熱を加えると膨張し、冷えると収縮します。溶接後の製品には変形(ひずみ)が生じるため、溶接を用いた製品の寸法精度を高く維持することは非常に難しく、技能者には金属の性質・溶接理論に関する豊富な知識と、高い溶接技能が求められます。

3.笠城選手プロフィール・コメント

1)プロフィール

2)コメント
競技中は、作業の順番を守ることと、コーチからいつも注意されているところをミスしないようにということだけを考えて、作業に没頭していました。

緊張もあって、課題の出来栄えは自分の中で70パーセント程度だったので、「もっと良いものが作れたはず」という悔しい気持ちもありますが、金メダルを獲得することができてとても嬉しく思います。

いつも指導してくれたコーチや、様々な面から支えてくれた関係者の皆さんにはもちろん、多くのアドバイスをくれたOBの方々にも、心から感謝しています。皆さんのサポートがあったからこそ、質の高い訓練ができ、今回の結果につながったと思います。

アラブ首長国連邦(UAE)で開催される国際大会では、まずは自分の納得いく課題を作り上げることを目標に、これに結果がついてきてくれれば嬉しいです。


金メダルを獲得した笠城選手








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