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「ロボットトラクタの研究開発」が「第7回ロボット大賞(農林水産大臣賞)」を受賞【ヤンマー】

2016年10月12日

<ロボットトラクタによる無人運転と随伴作業の様子>


ヤンマーの「ロボットトラクタの研究開発」が、「第7回ロボット大賞(農林水産大臣賞)」を受賞しました。
「ロボット大賞」とは、日本のロボット技術の発展やロボット活用の拡大などを促すため、特に優れたロボットや部品・ソフトウエア、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取り組みなどを表彰する制度です。
この度の受賞においては、労働力不足などの農業特有の課題に対する社会的ニーズを満たすと共に、省人化と安全性の両立を目指す取り組みや、遠隔操作によるロボットトラクタの完全自動化を目指した取り組みの将来性などが高く評価されました。受賞に伴い、10月19日より東京ビッグサイトにて開催される「Japan Robot Week2016」内の「第7回ロボット大賞」合同展示コーナーにおいて、トラクターの実機を展示します。

就農者の高齢化、担い手不足などの問題を抱える農業界では、新規就農者にも参入しやすい環境を構築するため、農作業の効率化や農家に蓄積された経験のデータ化、作業の自動化などに向けた技術開発が必要とされています。当社のロボットトラクタは、あらかじめ圃場の形状や作業工程を登録したタブレットを用いて、発進、停止、自動作業などのコントロールが可能です。随伴するトラクターに乗車した作業者がタブレットに表示されたロボットトラクタの映像を確認しながら2台で協調作業することで、より効率的な農作業を実現します。

今後は、2018年度の実用化に向けた商品開発を進めるとともに、完全無人での遠隔監視・操作など、更なる技術開発に取り組んでまいります。

■ ロボットトラクタの作業について

Case1 : 複数台の協調作業
150~200馬力の大型トラクター1台で作業するのではなく、2台のトラクターによる随伴作業で高効率化が期待できます。また、重量のある大型トラクターと比較して踏圧を抑制できる為、地盤を傷めることなく作業することが可能です。さらに、ロボットトラクタの作業跡を追うことで随伴での作業が楽に行うことができます。

Case2 : 複数の作業を同時に
砕土と施肥・播種などの2つの異なる工程を同時に行うことで、天候の影響を受けにくく、適期作業が出来るとともに作業時間の短縮と更なる作業効率改善が可能となります。



※ ロボットトラクタの研究開発の一部および実証試験は、農水省による平成26年度「農林水産業におけるロボット技術開発実証事業」により実施しました。

■ 「第7回 ロボット大賞」合同展示について

名称 : 「第7回ロボット大賞」合同展示
日時 : 10月19日(水)~21日(金)10:00~17:00
場所 : 東京ビッグサイト 東3ホール「Japan Robot Week 2016」内
     〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1

Japan Robot Week 2016 公式Webサイト
ロボット大賞Webサイト



<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会“A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指しています。
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