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インフィニティ、パリモーターショーでVCターボエンジンを世界初公開【日産自動車】

2016年9月29日

世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VCターボ」を世界初公開
際立つデザインのコンセプトカー「QXスポーツインスピレーション2016」
スポーツセダン「Q50」の2017年モデルを世界初公開
インフィニティ車種ラインアップの詳細は以下のサイトよりご覧いただけます :
www.InfinitiPressPacks.com


日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は29日、2016年パリモーターショーにて、インフィニティブランドから未来のクルマを示唆するコンセプトカーと革新的なエンジン技術を世界初公開しました。

新開発の「VCターボ」エンジンは、世界初の可変圧縮比技術を採用しました。
同技術により「VCターボ」エンジンは、高性能2リッターガソリンターボエンジンのパワーとディーゼルエンジンの特長である高いトルクと効率性を併せ持つ、これまでにない最先端のエンジンの一つとなりました。

インフィニティ モーター カンパニー社長のローランド クルーガーは、「この先駆的な可変圧縮比パワートレインは、エンジン開発における大きな飛躍となります。エンジニアは、可変圧縮比技術の習得が、内燃技術の進歩につながると信じています。2018年より、同新技術を新型車に採用する予定です」と述べました。

将来のインフィニティ「QX」モデルのデザインを示唆する「QXスポーツインスピレーション」は、今回のパリモーターショーでのお披露目が、欧州初公開となります。今年4月の北京モーターショーにて世界初公開した同コンセプトは、更なるデザイン改良を施し、次世代の中型プレミアムSUVのブランドビジョンを探求したデザインとなっています。

同モーターショーには、新デザインを採用し、最先端の車載システム「InTouch」を搭載したスポーツセダン「Q50」の2017年モデルも出展します。

VCターボエンジン : 世界初の量産型可変圧縮比エンジン
可変圧縮比技術は、走行状況やドライバーによるインプット情報に合わせてピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることができる最新のマルチリンクシステムを活用しており、最適な可変圧縮比に素早く変化します。また、圧縮比は8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で自在に変えることができます。

最高出力200kW(268hp/272ps)、最大トルク390Nmを発生する同エンジンは、6気筒ガソリンエンジン並みのパフォーマンスと、それ以上の効率性を実現します。

4気筒「VCターボ」エンジンは、ディーゼルエンジンなどの従来型内燃機関エンジンよりも騒音や振動が少なく、高出力のV6エンジンに比べ軽量かつコンパクトです。

同技術は、液体冷却や燃料噴射、触媒コンバータ、ターボ過給などの革新的なパワートレイン技術と同様、内燃機関エンジンの開発における大きな躍進を意味します。可変圧縮比エンジンは、パワー、効率性、排気など、今後のパワートレインを評価する新たなベンチマークとなるでしょう。


「QXスポーツインスピレーション」 : コンセプトカーの進化
2016年北京モーターショーで世界初公開されたコンセプトカー「QXスポーツインスピレーション」は、優雅でありながらも力強く漸進的なSUVデザインを特徴とし、インフィニティの次世代型中型プレミアムSUVのビジョンを示唆しています。

インフィニティの漸進的なビジョンは、今回のモーターショーに合わせて更なるデザイン改良を加えた同車のエレガントでありながらもパワフルなプロポーションを持つ外観で表現しています。エクステリアカラーはマットグレーに変更し、ブレーキキャリパーに合わせて鮮やかなブロンズカラーの22インチホイールを採用しました。

全ドアの下部にイルミネーションキックプレートを採用し、広々として美しい装飾が施されたインテリアは、流れるようなラインと先進的な技巧を凝らした作りが特徴です。ブラックとホワイトを主体に、皮革の自然な黄褐色がアクセントとなった内装色は、ブラウンレザーを部分的に採用することでより洗練されています。


「Q50」2017年モデル : エキサイティングなドライブを提供するプレミアムスポーツセダン
インフィニティの好調なグローバル販売を支えるスポーツセダン「Q50」は、2017年モデルとして様々な改良を施しました。今回のモーターショーが、世界初公開となります。

2017年モデルは、「デザイナーパック」を新しく追加する予定です。セミアニリンレザーを使用した内装には、「グラファイト」と「ジャバブラウン」の2色を追加しました。また、オープンポア仕上げのダークウッド化粧板や、ダーククロームトリム、ブラックルーフラインニングを採用しています。さらに、13個のスピーカー搭載に加え、全く新しい電子アーキテクチャーと高性能コンポーネントを特徴とするボーズの新型サウンドシステム「パフォーマンスシリーズ」もオプションとして追加できます。

インフィニティは、一部の市場向けに、同社のスマートフォン用アプリケーションサービス「InTouch」を通じて、遠隔で所有車に搭載され各機能をコントロールすることができる新テレマティックコントロールユニットを2017年モデルに搭載しました。これにより安全性と利便性が向上します。遠隔でエンジンを始動させる機能や、車両の位置検索、盗難車両の追跡などの新機能も搭載しています。

同モデルは、今年後半に一部の市場で販売します。

2016年パリモーターショー出展車両の詳細および画像は以下のサイトよりご覧いただけます。: www.InfinitiPressPacks.com








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