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高速回転対応深溝玉軸受を開発【ジェイテクト】

2016年9月26日

㈱ジェイテクトは、軸受事業のブランド「Koyo」に新たにタグライン「Key of your operation」を設定し、お客様とともに課題を解決し、嬉しさを提供するパートナーとしてあらゆる産業に貢献しています。
今回、主にハイブリットカー(HV)や電気自動車(EV)のモーターに使用される軸受について、樹脂保持器の形状を工夫することで、より高速性能を向上させた深溝玉軸受を開発いたしました。
当社は、メーカー様そして一般のお客様に嬉しさを届ける存在として、さらに技術研鑽を進め、お客様とともにより良い商品開発を推進してまいります。

1.詳細説明

HVやEVに使用されるモーターには、深溝玉軸受が使用されていますが、モーターの小型化に伴う高速化ニーズに対応した軸受が求められています。本用途の深溝玉軸受に使用される従来の保持器は、片持ちタイプであったため、遠心力による変形が大きく、玉との強い接触に起因する昇温により焼き付きに至るといった問題がありました。
本開発品では、同一形状の樹脂製保持器を組み合わせた構造の両持ちタイプに変更し、さらに勘合部の形状を工夫することで、遠心力による変形を抑え、従来比で1.3倍の高速回転対応を実現いたしました(オイル潤滑タイプで「許容回転数:40,000min-1」、「dmn値:200万」)
今後、自動車メーカーや変速機メーカーなどを中心に拡販を図ってまいります。

min-1  : 1分間の回転速度
dmn値 : ベアリングの性能を表す値 ピッチ円直径(mm)×回転速度(min-1)

2.販売計画

【売上目標】  2億円/年
【販売先】   自動車メーカー、変速機メーカー 他

3.製造工場

亀山工場、徳島工場、ダイベア㈱(当社グループ会社) 他









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