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新製品「LT3922」を発売開始【リニアテクノロジー】

2016年9月20日

36V、2Aモノリシック同期整流式昇圧サイレント・スイッチャLEDドライバ


リニアテクノロジー㈱は、40V、2Aパワー・スイッチとPWM発生器を内蔵した、モノリシック同期整流式昇圧DC/DCコンバータです「LT3922」の販売を開始しました。LT3922EUFDは熱特性が改善された28ピン4mmx5mmQFNパッケージで供給されます。3つの温度グレードがあり、拡張温度グレードとインダストリアル・グレードは-40℃~125℃、高温グレードは-40℃~150℃の動作温度範囲で仕様が規定されています。1000個時の参考単価は3.95ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(www.linear-tech.co.jp/product/LT3922)。

固定周波数ピーク電流モード制御により、最大34VのLEDストリングに対して±2%以内の高精度な電流レギュレーションを行います。また、内蔵のPWM発生器により、最大128:1の調光比を実現します。最大5,000:1の調光比が必要なアプリケーションでは、LT3922と外付けPWM発生器を併用することで対応できます。LT3922は入力電圧範囲が2.8V~36Vと広いため、車載照明、産業用照明、建築照明などの各種アプリケーションに最適です。Silent Switcher®構成とスペクトラム拡散周波数変調を組み合わせることによって、EMIを最小限に抑えます。LT3922は車載入力で最大34Vの350mA白色LEDを駆動して、10ワットを超える電力を供給できます。

LT3922はハイサイド電流検出機能を搭載しているので、昇圧モード、降圧モード、昇降圧モードのいずれの構成でも使用できます。昇圧構成では2MHzでのスイッチング時に93%の効率を達成可能で、ソリューションの実装面積を小さく抑えます。LED短絡保護機能を搭載しているので、信頼性向上が可能です。周波数調整ピンにより、200kHz~2MHzの範囲で周波数を設定することができます。熱特性が改善された4mmx5mmQFNパッケージに収容され、非常に小型の大電力LEDドライバ・ソリューションを提供します。この他に、周波数同期、開放および短絡LED保護、フォルト通知、プログラム可能なUVLOおよびOVLO、高精度LED電流モニタなどの機能を搭載しています。


LT3922の特長 :
±2%のLED電流レギュレーション
±2%の出力電圧レギュレーション
5,000:1のPWM調光(100Hz)と128:1の内部PWM調光
スペクトラム拡散周波数変調
Silent Switcher®アーキテクチャによる低EMI
入力電圧範囲 : 2.8V~36V
昇圧モード、降圧モードおよび昇降圧モードで動作
SYNC機能で設定可能な周波数 : 200kHz~2MHz
CTRLピンのアナログ電圧またはデューティ・サイクルでLED電流を制御
開放および短絡フォルト検出
LED短絡保護
モニタ出力付きの高精度LED電流検出
プログラム可能なUVLOおよびOVLO
熱特性が改善された28ピン4mm×5mm QFNパッケージ


リニアテクノロジーについて
S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Web サイトをご参照ください。
http://www.linear-tech.co.jp

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