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EVベンチャー企業 GLM株式会社との資本提携について【安川電機】

2016年9月15日

㈱安川電機(本社:北九州市、代表取締役社長:小笠原 浩)は、中期経営計画「Dash 25」で掲げる「Clean Power」事業領域において、電気駆動システムの事業化加速のために、EVスポーツカーの開発・製造・販売を行うベンチャー企業であるGLM㈱(本社:京都市、代表取締役社長:小間 裕康、以下GLM社)と資本提携することを決定しましたのでお知らせします。

1.GLM社の概要

GLM社は、1996年に京都大学のベンチャー・ビジネス・ラボラトリーで発足した「京都電気自動車プロジェクト」をベースに、2010年にEVスポーツカーを開発・製造・販売を行う会社として設立されました。2012年にはベンチャー企業で初めて国内認証を取得*¹し、2014年8月から出荷を開始しており、多くの自動車愛好家から評価を受けています。また、完成車の販売だけでなく、そのプラットフォーム*²を販売するビジネスも展開しています。

会 社 名 : GLM㈱
会社設立日 : 2010年4月
所 在 地 : 京都市左京区吉田本町 京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
事 業 内 容 : 環境対応自動車の開発・製造・販売、それに付随するサービスの開発


量産中のEVスポーツカー「トミーカイラZZ」 画像提供:GLM社

2.資本提携の狙い

当社では、長年培ったモータードライブ技術ならびにパワー変換技術を応用し、ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(EV)の車載用電気駆動システムの開発と製品化を進めています。この電気駆動システムの大きな特色は「QMET(クメット)ドライブ」と呼ぶ当社独自の電子式巻線切替技術が組み込まれていることであり、広い定出力範囲を確保できるばかりでなく全速度領域で高い効率を得ることが出来ます。これにより、高い加速性や高速領域での安定走行が求められるスポーツカーには最適なシステムとなり、GLM社が目指す他に無いEVスポーツカーの実現に貢献出来ます。

当社は、GLM社との技術協力による製品改良や新製品の共同開発により電気駆動システムに関する技術の向上と製品の拡販を推進していきます。


※1 国内認証の取得 :
道路運送車両法の保安基準に適合していることを国土交通省により確認され、審査結果通知書の交付を受けました。これにより公道での走行が可能となりました。

※2 プラットフォーム :
車台(シャーシ)と駆動部(モータ、インバータ、バッテリー等)をモジュール化した車体



【お問い合わせ先】
㈱安川電機
広報・IR
TEL : 03-5402-4564 FAX : 03-5402-4580








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