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「トニー・ボウ」トライアル世界選手権で10連覇を達成【本田技研工業】

2016年9月5日

2016 FIMトライアル世界選手権シリーズ最終戦イタリアGP(9月3日、4日開催)において、㈱ホンダ・レーシング(以下HRC)の契約ライダーで、ワークスチームであるレプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のトニー・ボウがチャンピオンを獲得しました。
トニー・ボウは、3日の決勝1日目に圧倒的な強さで優勝を飾り、この時点でシリーズチャンピオンを獲得しました。続く4日決勝2日目も優勝し、今シーズンを最高の形で締めくくりました。
トニー・ボウは、2007年にHRCのワークスマシン「Montesa COTA 4RT」で初の世界チャンピオンを獲得して以来、前人未到の10連覇を達成しました。また、人工セクションを走破する屋内競技のXトライアル世界選手権でも10年連続のチャンピオンに輝いています。
今シーズンのトニー・ボウは、開幕直前の負傷により、万全な体制で戦うことが困難な状況でした。しかしながら、第1戦スペインGPでは、決勝1日目に2位、2日目には優勝を獲得し、以降の大会でも卓越したライディングにより、シーズン12回の優勝を獲得するなど、圧倒的な強さを発揮しました。

※ FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称


【トニー・ボウの決勝1日目のコメント】
「今日は、本当に特別な日になりました。チャンピオンシップを獲得するということは、いつも素晴らしいものです。しかし今シーズンは開幕直前に背中に怪我を負い、苦しい戦いを続けなければいけませんでした。終盤になってから調子は徐々に回復し、これまでの中で最高のシーズンを送ることができました。これはチームの皆のおかげです。本当に感謝したいと思います。これ以上良い夢を見ることはできないでしょう。そして私は、まだまだ成長を続けていると確信しています。そして来シーズンも成長している姿を見ていただきたいと思います。沢山の応援に感謝します」

【㈱ホンダ・レーシング 代表取締役社長 野村欣滋のコメント】
「トニー・ボウ選手と、チームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーと、世界中のトライアルファンに感謝いたします。並み居る強豪ぞろいのレースで10連覇を達成することは、我々の想像を超えた異次元の世界に違いありません。この前人未到の快挙達成の喜びを多くの人たちと分かち合いたいと思います。今後もホンダ・レーシングは、モータースポーツファンと感動を共有できるレース活動を目指し、取り組んでまいります」



【トニー・ボウのプロフィール】
生年月日 1986年10月17日
出 身 地 スペイン
主な戦績 2003年 世界選手権にデビュー
     2007年 REPSOL MONTESA HRCに移籍し、世界チャンピオンを獲得
           同時にXトライアル世界選手権シリーズチャンピオンも初獲得
     2008年~2016年
           トライアル世界選手権、Xトライアル世界選手権の両シリーズでチャンピオンを獲得

【Montesa COTA 4RTの概要】
エンジン形式   水冷・4ストローク・OHC・単気筒
フレーム形式   アルミ製ツインチューブ
タイヤ      前:21インチ 後:18インチ

【トニー・ボウ 10連覇達成の歩み 専用ウェブサイト】
9月5日(月)より、下記のサイトでご紹介します

http://www.honda.co.jp/WCT/spcontents2016/toni-bou-v10/


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