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鉄道用電線事業強化に向け欧州拠点にハーネス組立ラインを導入 【日立金属】

2016年9月7日

日立金属㈱(以下、当社)は、このたび、欧州における鉄道用電線事業のソリューション体制強化を目的に、チェコ拠点に鉄道車両用電線のハーネス組立ラインを導入し、2016年10月より量産を開始しますので、お知らせします。

1.目的と概要

当社電線材料事業は、鉄道、医療、自動車用電装部品の3分野を成長ドライバと位置付け、高収益事業体質の確立に取り組んでいます。2016年6月には鉄道用電線事業の競争力強化を目的に、中国拠点に独自技術を用いた鉄道・産業用電線製造ラインを導入しました。今般、イギリス、ドイツ、フランスを始め鉄道網の整備が活発な欧州市場へのソリューション体制強化に向け、欧州各国へのアクセスにも優れたチェコのHitachi Cable Europe s.r.o.に鉄道車両用電線のハーネス組立ラインを導入いたします。

鉄道車両は、安全性や利便性向上に向けた電装化が進んでいます。これに伴い車体内部の配線は、より複雑化しており、作業の難度が上がっています。
当社では、鉄道車両用電線の製造だけでなく、鉄道車両の3D配線設計サービスやその設計データを基にしたハーネスの組立までのソリューションを提供していますが今回、Hitachi Cable Europes.r.o.にハーネス組立ラインを導入することにより、欧州鉄道車両メーカーの作業工数削減や工期短縮につながるソリューション体制を強化することができます。
当社電線材料事業では、本投資をはじめとする鉄道用電線事業のグローバル成長戦略の実行により、2018 年度までに鉄道分野の売上収益140億円をめざしてまいります。

なお、当社は、9月20日(火)から23日(金)までドイツのベルリン国際見本市会場にて開催される「InnoTrans 2016(国際鉄道技術見本市)」に、鉄道車両用電線をはじめとする日立金属グループの鉄道車両・鉄道網向け製品を展示いたします。

2.Hitachi Cable Europe s.r.o.の概要

【参考 : InnoTrans 2016(国際鉄道技術見本市)】








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