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車載用耐振動 導電性高分子ハイブリッドアルミ 電解コンデンサの量産を開始【エルナー】

2016年7月1日

車載用耐振動 導電性高分子ハイブリッドアルミ 電解コンデンサ
125℃保証 表面実装タイプ(SMD)HTKシリーズ及び、
105℃保証 表面実装タイプ(SMD)HTシリーズの量産を開始


エルナー㈱(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:吉田 秀俊)は、今後更に市場の拡大が期待できる環境・エネルギー市場、車載市場に重点を置いて拡販及び新製品開発を進めています。


製品外観


この方針の基、アルミ電解コンデンサと導電性高分子コンデンサの長所を合わせ持つ導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサの上市を行ってまいりましたが、このたび125℃及び105℃保証 25V~80V品の車載向け耐振動品であるHTKシリーズ及びHTシリーズの採用が本格的に決まり、生産子会社のエルナー東北 青森工場(工場:青森県黒石市)にて量産を開始しました。

この車載用耐振動導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサは当社の以前から培った固有技術である電解質技術により電解液(液体)と導電性高分子(固体)を融合したハイブリッド電解質を採用したコンデンサにアルミ電解コンデンサの耐振動技術を組み合わせた車載市場向けの製品です。


■ 特長
1.耐振動構造品、30G対応

2.低ESR、高リプル電流
電解質に電解液と導電性高分子を融合したハイブリッド電解質を採用した事により、導電性高分子コンデンサ同等の低ESR、高リプル電流を実現しました。

3.低漏れ電流
電解質に電解液と導電性高分子を融合したハイブリッド電解質を採用した事により、アルミ電解コンデンサ同等の低漏れ電流を実現しました。

4.高温度・長寿命
ハイブリッド電解質の電解液の低蒸散化技術、および導電性高分子の熱劣化低減技術より125℃ 4,000時間及び、105℃ 5,000時間を実現しました。

上記1、2、4の特長により、自動車電装のエンジンECU(電子制御ユニット)電源や各種モーター制御ECU電源等の車載機器、高耐電圧で高信頼性が求められるセットのDC-DCコンバータやスイッチング電源の小形化・軽量化、員数削減及び、セットの長寿命・高信頼性化やメンテナンスフリー化にも貢献できます。
3の特長により、自動車電装電源においてはコンデンサ漏れ電流がエンジン停止中の暗電流の増加に繋がる回路もあり、コンデンサ漏れ電流の低減により消費電力の低減や各種機器の動作安定化にも貢献できます。


■ 基本仕様
サイズ(直径×高さ) : 8.0mm×10.0mm、10.0mm×10.0mm
耐久性 : HTKシリーズ 125℃ 4,000時間
HTシリーズ  105℃ 5,000時間
カテゴリ温度範囲 : HTKシリーズ -55~125℃
HTシリーズ  -55~105℃
定格電圧範囲 : 25V~80V
静電容量範囲 : 22μF~330μF
ESR : 20mΩ~45mΩ (100kHz/20℃)
定格リプル : HTKシリーズ 1,100mA~2,000mA(100kHz/125℃)
HTシリーズ  1,600mA~2,500mA(100kHz/105℃)
漏れ電流 : 0.01CV又は3μA以下(定格電圧印加2分値)


■ 当社について
法 人 名 : エルナー㈱( http://www.elna.co.jp/index.html
所 在 地 : 神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-11
設  立 : 1937年5月25日
代 表 者 : 代表取締役 吉田 秀俊
事業内容 : 電子部品の製造・販売(コンデンサ・プリント回路)








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