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自動車リサイクル法に基づく2015年度再資源化などの実績を公表【マツダ】

2016年6月1日

マツダ㈱(以下、マツダ)は、2005年1月1日にスタートした自動車リサイクル法に基づき、使用済み自動車のシュレッダーダスト(ASR:Automobile Shredder Residue)、エアバッグ類、フロン類の3品目について、2015年度(2015年4月1日から2016年3月31日)の再資源化などの実績を公表します。

マツダは、お客さまに預託していただいたリサイクル料金によって、全国で特定3品目の再資源化を行っており、2015年度はASR引取りが台数で15万台、重量で約29,400トン、うち約28,700トンを再資源化しました。ASRの再資源化率は97.7%で、2014年度から改善しており、2015年度以降の法定基準70%を2008年度から継続して達成、車両のリサイクル実効率*1で99%を超えています。

さらにエアバッグ類は、12万台(45万個)を引き取り、回収処理または車上作動*2により再資源化を行いました。エアバッグ類の再資源化率は93.3%と法定基準85%を上回りました。また、フロン類についても13万台を適正に処理しました。

特定3品目の再資源化などに要した費用の総額は14.5億円で、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金の総額は16.5億円、全体収支は2.0億円の黒字となりました。これにより、自動車リサイクル法施行後2004年度からの累積収支は8.3億円の黒字になります。このため、2012年導入の新型車より最新の実績を反映したリサイクル料金の見直しを実施しています。

マツダは今後も、中長期で全体収支のバランスが取れるよう再資源化事業を推し進め、限りある資源を有効活用する循環型社会の構築に向けた取り組みを継続します。


■ 2015年度(2015年4月1日から2016年3月31日)再資源化等の実績状況
1.基準の遵守状況*3

*1 使用済み自動車のリサイクル率のことであり、解体・シュレッダー工程で再資源化された比率約83%(’03/5合同
  審議会資料より引用)に、残りのASR率17%とASRリサイクル率97%を乗算したものを加算して算出します。
*2 車上にエアバッグ類を取り付けたままの状態で展開し、リサイクルする方法です。
*3 自動車リサイクル法第25条第2項に基づきます。
*4

*5


2.再資源化等の状況

注1)合計欄等の数値は、各項目の四捨五入の関係上、一致しない場合があります。

*6 自動車メーカーからの委託により実施される、ASRを生じさせない方法で(電炉、転炉などへの投入により)解体
  自動車を再資源化処理する方法のことを示します。またこれを行う事業者は委託全部利用者です。
*7 自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取り場所のうち、施行規則第26条に定める基
  準に適合した施設(「基準適合施設」)を示します。
*8 ASRをリサイクルすることによって生じるスラグや飛灰などのうち、販売や処理されないで施設に残ったもしくは
  埋立処分された廃棄物の総重量です。
*9 委託全部利用者で鉄鋼製品を生産する際に生じるスラグや飛灰のうち、販売や処理されないで施設に残ったもしく
  は埋立処分された廃棄物の総重量です。


3.払渡しを受けた預託金の総額および再資源化などに要した費用の総額

【参考】再資源化等の運営に要したメーカーとしてのリサイクル全体収支(2015年度)

【参考】払渡しを受けた預託金の総額および再資源化などに要した費用の総額(2014年度)

【参考】再資源化等の運営に要したメーカーとしてのリサイクル全体収支(2014年度)


マツダのリサイクル法への取り組み内容について、詳細は下記ホームページをご覧ください。
http://www.mazda.com/ja/csr/recycle/








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