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ハンガリーの工場を拡張し生産能力を拡大【シェフラージャパン】

2016年4月26日

シェフラー、ヨーロッパ市場向け自動車用軸受けの需要増に対応
ハンガリーの工場を拡張し生産能力を拡大


シェフラーグループは、ハンガリーのデブレツェンに新しく製造設備を建設し、生産能力を拡大します。礎石は今年中に築かれる予定で、2017年下半期には製造開始となります。このプロジェクトは、ハンガリー経済にとっても非常に重要であるとされています。

シェフラーグループは、同社がデブレツェンに所有する工場FAG Magyarország Ipari Kftを拡張する予定です。自動車分野のサプライヤーであるシェフラーは、この新設備の建設によってヨーロッパにおけるころがり軸受の需要増加への対応が可能になります。

革新的なテクノロジー

新しい製造設備には、最新の研削・研磨技術を採用したころがり軸受の製造用マシンも導入されます。これによりハンガリー工場の生産規模は、約50%拡大する見込みです。さらに従業員数も今後数年で500人程度の増加を予定しているため、シェフラーは同地域で最大の従業員数を誇る企業となります。

ハンガリー政府が投資を奨励

シェフラーは、この生産設備拡張に約8,000万ユーロを投入する予定です。ハンガリー政府もこのプロジェクトをサポートしており、本件は先週ブダペストで外務貿易省によって発表されました。「中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパは、シェフラーグループにとって非常に重要な地域です。ハンガリーには、私たちの生産と投資に必要な素晴らしい環境が整っています。

シェフラーの事業活動を継続的にサポートしてくれるハンガリー政府に、私たちは感謝の意を表したいと思います」と、シェフラーの中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパ地域担当CEOライナー・リントナー博士は、ブダペストでのハンガリー外務貿易大臣シーヤールトー・ペーテル氏との会合で強調しました。シェフラーのFAG Magyarország Ipari Kft工場のマネージングディレクターペーテル・サボーもまた、デブレツェンの工場建設に関する朗報に喜びを示しています。「今回のハンガリー政府の決定は、私たちにとって非常に大きな意味を持ちます。ハンガリー経済にとって自動車産業の企業が重要なファクターであり、強力な投資パートナーであると見なされたといえるでしょう。」

ころがり軸受の需要拡大

今回の新工場の礎石は今年の夏後半に定められる予定で、新しい製造設備での部品生産は2017年下半期に開始されます。「デブレツェン工場への今回の設備投資で、シェフラーグループはヨーロッパ市場に向けた生産能力を拡大させます。これにより、自動車業界におけるころがり軸受の需要の高まりに対し、より信頼を高め、かつ迅速に対応できるようになるでしょう。私たちの目標は、お客様第一主義をさらに強化していくことです」と、シェフラーのヨーロッパ担当CEOディートマー・ハインリッヒは述べています。

デブレツェン工場

デブレツェンの製造拠点は、ハンガリーに2つあるシェフラー工場のうちの1つです。約1,400人の従業員が、FAG Magyarország Ipari Kftで主に自動車業界向けのころがり軸受を製造しています。直径最大120 mmまでの軸受を、ヨーロッパ向けに製造しています。


*本リリースは2016年4月18日にドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハ、ハンガリー・デブレツェンで発表されたプレスリリースの抄訳です。



デブレツェンのシェフラー工場拡張に伴う投資を喜ぶハンガリー投資委員会のSzikora Levente氏、FAG Magyarország Ipari Kft のマネージングディレクターペーテル・サボー、ハンガリー外務貿易大臣のシーヤールトー・ペーテル氏、シェフラーの中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパ地域担当CEOライナー・リントナー博士、ハンガリー投資会社社長Róbert Ésik氏、デブレツェン副市長のBarcsa Lajos博士。



ハンガリー、デブレツェンにある既存のシェフラー工場に隣接する、拡張計画中の部分のイメージ。(ダークグレーの屋根)








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