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カーボン製プロペラシャフトがアルファロメオの新型「ジュリア」に採用【日立オートモティブシステムズ】
2016年4月26日
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日立オートモティブシステムズ㈱（社長執行役員&CEO：関 秀明／以下、日立オートモティブシステムズ）のカーボン製プロペラシャフトが、2016年内に販売を予定しているイタリアの高級スポーツカーブランドであるアルファロメオの新型「ジュリア」に採用されました。
プロペラシャフトは、エンジンで発生する回転力をトランスミッションと差動装置*を介して後輪に伝える駆動軸です。自動車のさらなる低燃費化やCO₂などの排出量低減が求められる中、自動車部品の軽量化は重要な要件となっています。
今回、アルファロメオの新型「ジュリア」に採用された日立オートモティブシステムズのプロペラシャフトは、原材料にカーボンを使用することにより、次のメリットがあります。1つ目に、従来の当社スチール製のものと比べて約40%軽く、車両の重量を約5kg削減することに貢献しました。2つ目に、正面からの衝突事故が発生した際に車両に生じる衝撃を当社従来製品比で最大約50%軽減し、優れた安全性を実現しました。なお、今回採用されたカーボン製プロペラシャフトでは、スチール製に必要となるセンターサポートを省いた新開発の構造を開発したことで、車室内への騒音や振動の伝達経路を排除して車両内での快適性を向上させている点なども評価されました。
今後も日立オートモティブシステムズは、自動車の環境性、安全性、快適性を向上させるシステムや製品を提供し、「人・クルマ・社会」に新たな価値を創造します。
*差動装置 ： コーナリング時、コーナーの外側のタイヤが走る距離と内側のタイヤが走る距離とが異なるために発生する左右駆動輪の回転差を調整し、スムーズな旋回を実現するための装置。
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日立オートモティブシステムズ㈱
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