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ドイツ・ハノーバーで開催の「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2016」に添加剤を出展【ランクセス】

2016年2月8日

・タイヤ加硫用ブラダーへの継続的な投資
・「レノウエーブ」システムがさらに高い性能を達成
・加工助剤に関する講演


ランクセスは、タイヤ加硫用ブラダーとそれに完全に適合した離型剤をワンストップで提供できる世界で唯一のサプライヤーです。永久的にコーティングしたタイヤ加硫用ブラダーは、タイヤ製造業者の負担を軽減します。このコーティングによって、離型剤の定期的な再吹付は不要となるため製造工程を大幅に効率化することができるのです。
(写真 : ランクセスAG)


ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)のラインケミーアディティブスビジネスユニットは、ドイツ・ハノーバーで2016年2月16日~18日に開催されるタイヤ産業技術発表展示会「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2016」に出展し、最先端製品の展示や講演を行います。約1年前に実施された事業再構築の一環として、ランクセスグループの添加剤事業はタイヤ部門のお客さまへのメリットも考慮し、1つのビジネスユニットに統合されました。その恩恵は、拡大に向けて継続的な投資を行っている革新的なタイヤ加硫用ブラダー「レノシェイプ®(Rhenoshape®)」事業のみに止まりません。予備分散ゴム薬品、加工助剤、そして加硫および充填活性剤にも焦点を当て、ラインケミーアディティブスビジネスユニットのゴム専門家たちは、同展示会のランクセスブース(ブース番号:C112)で発表を行います。幅広いポートフォリオを有する離型剤「レノディブ®(Rhenodiv®)」、タイヤマーキング用インク「レノマーク®(Rhenomark®)」製品群、そして特に大量のゴム加工を行う加工業者に役立つ、配合ゴムのインライン品質管理システム「レノウエーブ®(Rhenowave®)」といった革新的なコンセプトも注目を集めることでしょう。
さらに、ランクセスの用途開発専門家であるトルステン・ジザーは、シリカ配合ゴムへの加工助剤の使用と、加硫物の最終的な特性に与える加工助剤の影響に関する利点と課題を詳細に発表します。


■ 永久的なコーティングによるタイヤ加硫用ブラダーのさらなる進化
ラインケミーアディティブスビジネスユニットのタイヤ製品管理責任者であるディトマー・ホフは、次のように述べています。「タイヤ産業は、引き続き私たちの最も重要な顧客産業の1つとなります。タイヤ加硫用ブラダーとそれに関連する離型剤だけで、ランクセスのゴム事業製品群の売上高の約5分の1を占めています。ランクセスは、これらのタイヤ加硫用ブラダーとそれに完全に適合した離型剤をワンストップで提供できる世界で唯一のサプライヤーです。永久的にコーティングしたタイヤ加硫用ブラダーは、タイヤ製造業者の負担を軽減します。このコーティングによって、離型剤の定期的な再吹付は不要となるため製造工程を大幅に効率化することができるのです」

ランクセスはブラダー事業に積極的に取り組んでいます。例えば、アルゼンチンのブルサコにおけるトラクター用タイヤ向けのタイヤ加硫用ブラダーの新製造ラインや、昨年11月に新設した中国・青島における、アジアで初の乗用車および商用車向けのタイヤ加硫用ブラダー製造ラインがその例です。この中国・青島のラインはランクセスで4番目のタイヤ加硫用ブラダー製造施設となり、特にこの重要な地域におけるランクセスのグローバル製造ネットワークを一層強化する予定です。実際、中国は世界のどの国よりも多く、タイヤを生産しています。

青島プラントはコンプレッション成形機とインジェクション成形機の両方を使用してタイヤ加硫用ブラダーを生産しています。ランクセスのその他のブラダー製造拠点も、新たな押出成形機が導入されるなど、継続的に拡大を図っています。これに加えて、ランクセス独自の「レノウエーブ」システムが、ブラジルのポルト・フェリース拠点に導入されました。


■ 「レノウエーブ」で費用効果の高い製造とスクラップ率を低減
ランクセスのインライン品質管理システムは、混合と押出ラインにおける不可欠なプロセスの1つとして作動しています。時間のかかる抜き取り検査を必要とせずに配合ゴム物の不純物を発見する超音波を用いた、この「レノウエーブ」システムは、ブラジルでさらに高い性能を達成しました。また現在、このシステムは押出物の均一性を検査することもできます。最新技術により、「レノグラン®(Rhenogran®)AP」のような加硫剤の分散を、適切なマーカーを加えることで分析できるようになりました。ランクセスの新技術マーケティング部門のベンジャミン・ベッケムは、次のように述べています。「『レノウエーブ』によって、私たちはついに、充填剤と架橋剤の分散について明確に判断できるようになりました。しかも、重要なことはそれが押出機の段階で判断できるのです。従って、ユーザーはスクラップ率を高めることなく、製造のコスト効率を向上させることができます。ゴムの連続製造工程を行う多くのユーザーは、これまでコスト効率とスクラップ率の相反する課題に直面していたのです」

ホフは次のように説明しています。「これらのタイヤ加硫用ブラダーと『レノウエーブ』の2つの例は、ランクセスがゴム事業においていかに高い専門性を備えているかを証明しています。ランクセスは単なる典型的な添加剤サプライヤーではなく、ゴム産業が直面する問題に対するソリューションを提供する真のパートナーなのです。ワンストップサプライヤーであるランクセスは、お客さまに特定の技術の導入を決定して頂くことで、お客さまが最適な結果を得るために必要とするすべてを実質的に提供することができます。ランクセスのマーケティングチームは、様々なお客さまの特別な課題に対応します。大手のタイヤメーカーと小規模の工業用ゴム製品メーカーでは必要なサポートが異なります。また、ラインケミーアディティブスビジネスユニットは、業界内の競合に比べ、より多種多様なポートフォリオを提供しています。これがランクセスがお客様から有能なパートナーと認識されるもう一つの理由です」


■ スマートケミストリーが問題を解決
ラインケミーアディティブスビジネスユニットが新組織となったことで、ランクセス社内での相乗効果も促進します。例えば、ゴムに合成可塑剤を使用することで可能性が広がりました。タイヤの動的性質自体に影響を与える可能性もあるのではないかと、現在研究が進められています。ゴム化学における専門性は、引き続きラインケミーアディティブスビジネスユニットの重要な中心的事業です。これはランクセスの用途開発専門家であるトルステン・ジザーがハノーバーにおいて業界専門家に向けて、「シリカ配合ゴムに関する問題解決としての加工助剤」というテーマで行う発表にも示されています。加工助剤の目的は、配合ゴム内で可能な限り均一に充填剤を分散することです。加工助剤は配合ゴムの粘度を低下させることによって作用し、また加硫物の特性に影響を及ぼすこともできます。これらの添加剤は、タイヤの性能を決定することにも役立ちます。例えば「アクチプラスト®(Aktiplast®) STA/S」または「アクチプラスト GE 2340」を使うことで、60℃でtanδ(配合ゴムの粘弾性の大きさ)が低下し、転がり抵抗がより低減されるという結果になります。今回の講演では、ジザーがこの要求の厳しい用途向けのランクセスの包括的なポートフォリオについて議論すると同時に、いくつかの製品の性能と卓越した特徴についても説明します。

ホフは次のように述べています。「ランクセスは、この展示会に来場されるすべての方々を招待し、この問題やその他の課題について議論していただきたいと考え、ブースC112にチームの人員を配します。ランクセスは、特定の添加剤市場(私たちの製品、技術そしてサービスによって何らかの貢献ができる、あるいは、付加価値を創造できる分野)に意図的に注力しています。タイヤ産業はまさしく理想的な市場であり、『タイヤ・テクノロジー・エキスポ2016』は、その主要イベントです。私たちは、仲間の専門家と交流することを楽しみにしています」

詳細は、下記のURLをご覧ください。
www.rhenowave.lanxess.com.



これは、ドイツ・ケルンで1月26日に発表されたリリースをもとに、ランクセス㈱が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。
http://www.press.lanxess.com


ランクセスについて:
ランクセスは、世界29カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2014年の総売上は80億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,300人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp


本件に関するお問い合わせ先 :
ランクセス㈱ コーポレートコミュニケーションズ
TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773
lanxess.japan@lanxess.com


免責について (Forward-Looking Statements) :
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その他の情報 :
ランクセスのニュースリリースは www.lanxess.co.jp の”プレスリリース”項目よりご覧ください。また、役員およびその他の写真は http://photos.lanxess.com.(英語)より入手いただけます。
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http://globe360.net/broadcast.lanxess/(英語)
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