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インドの特殊鋼二次加工事業に本格参入 ~ 海外現地の自動車向け二次加工会社を関連会社化し、新体制発足~【豊田通商】

2015年11月5日

豊田通商㈱(以下:豊田通商 )は、インド自動車市場の拡大を見越し、特殊鋼二次加工(酸洗、熱処理、伸線、引抜)事業に本格的に取り組むべく、Mirra&Mirra Industries Private Limited.(以下:Mirra&Mirra社)の株式を豊田通商45%、Toyota Tsusho India Private Limited.40%、鈴豊精鋼㈱(以下:鈴豊精鋼)15%の比率にて取得し、このたび新体制が発足しました。

Mirra&Mirra社は、インドにおける自動車のボルト・ナットなどでは唯一の独立系二次加工会社で、チェンナイ港からの材料の輸入・製品の輸出の利便性が高いインド南部のチェンナイ市に所在しており、冷間圧造用鋼線※(以下:CHワイヤー)の生産を月間3,300トン行っています。

※伸線などの冷間加工または熱処理との組み合わせによって仕上げられた鋼の線材。

インド南部での自動車産業の集積化により、今後、当地区には多くの企業進出が予想されており、部品加工においても高水準の品質・コスト・デリバリー管理が必要となる見込みです。

またCHワイヤーから生産されるボルト・ナットは特殊鋼分野でも高級鋼に分類され、今後、現地調達化のニーズが非常に高まる部品と言えます。

Mirra&Mirra社は、高品質の二次加工技術を持つ鈴豊精鋼をパートナーとすることで、ローコストオペレーションを基盤としながらもニーズに合うよう改善を重ね、お客様の生産方式に対応可能な納期管理システムの導入及び材料の現地調達化に寄与してまいります。

豊田通商及び鈴豊精鋼から各1名を常駐させ、現地の人材育成の役割を果たし、今後インドにおけるサプライチェーンを確立することにより自動車産業の発展に貢献してまいります。

参考資料

≪Mirra&Mirra 社の会社概要≫

≪鈴豊精鋼株式会社の会社概要≫

≪Toyota Tsusho India Private Limted.の会社概要≫

【新体制発足式】








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