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中型トラック「日野レンジャー ハイブリッド」を改良し平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ新発売【日野自動車】

2011年10月19日

日野自動車㈱(以下、日野)は中型ハイブリッドトラック「日野レンジャー ハイブリッド」を改良し、平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させて11月1日に発売します。

新型「日野レンジャー ハイブリッド」はディーゼルエンジンと電気モーターの2つの動力源を持ち、通常走行時はディーゼルエンジンで走行、減速・制動時には発電機を兼ねる電気モーターで減速エネルギーを回生しバッテリーに蓄電、発進・加速時にはモーターがエンジンをアシストするパラレル式ハイブリッドシステムを備えたトラックです。通常は熱として大気中に放出している減速エネルギーを回生・利用することにより燃費を向上させCO2の排出量低減が可能になります。新型「日野レンジャー ハイブリッド」の重量車モード燃費値は8.2km/Lで、相当するディーゼル車の7.4km/Lに対し約11%向上しています。

今回の改良では、既に日野レンジャーのディーゼルエンジン車で採用し実績のある日野のクリーンディーゼルシステム「AIR LOOP(エア ループ)※1」の採用により平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させました。

※1  「AIR LOOP」は日野の登録商標です。

新型「日野レンジャー ハイブリッド」

新型日野レンジャー ハイブリッドの主な特長

JO5E型エンジン(排気量5.123L)本体の改良と、尿素を使わずにNOxを削減する「新DPR」の採用により平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させました。尿素水タンクや関連デバイスが不要なため従来の平成17年(新長期)排出ガス規制適合車に対して重量の増加をミニマムに抑制、尿素水の補充でお客様の手を煩わせることもありません。
J05E型エンジンは最高出力を132kW(180PS)から140kW(190PS)にアップ、さらに高速走行主体の用途に合わせて155kW(210PS)を新規設定しました。
また、ハイブリッドシステムの制御を改善しエンジンの低回転域でのアシストを増強しトルクアップ、これにより最終減速比を高速レシオ化しました。エンジンのパワーアップとあわせて燃費向上とともに動力性能の向上も実現しています。メーター内のハイブリッドインジケーターにはエネルギー回生やアシストの状態を分かりやすく表示し、ドライバーの省燃費運転を支援します。

今回発売の「日野レンジャー ハイブリッド」は平成27年度燃費基準を達成しており、平成21年度税制改正における自動車重量税および自動車取得税の特例措置(エコカー減税)により新車購入時の自動車重量税と自動車取得税が免税となります。

東京地区希望小売価格(代表車型)

国内販売目標台数

200台/年


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