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電源設計の専門技術者向けにWEBENCH用のアドバンスド・ツール群を発表【日本テキサス・インスツルメンツ】

2015年7月22日

日本テキサス・インスツルメンツは、複雑で高度な電源設計に役立ち、専門技術者に制御、解析、トラブルシュート機能を提供する、WEBENCH® Power Designerのアドバンスド・ツール群を発表しました。これらのツール群により、WEBENCH Power Designerは、制御ループの補償からシミュレーション結果のエクスポートまで、産業用、車載用や通信用の機器向けの電源設計の専門技術者に、最先端のツール群を提供します。製品に関する詳細や設計の開始に関する情報はhttp://www.tij.co.jp/advpwr-pr-jpをご覧ください。

無償で提供されるWEBENCHツール群は、1999年から現在までに、全世界で325,000件を超える設計プロセスを簡素化、短縮化してきました。今回発表されたWEBENCH 用の新しい3種類のアドバンスド・ツール群は、電源設計の入門者から熟練者までに設計の最適化やシミュレーションにおいて使いやすさを提供しながら、複雑な設計の制御機能のほか、Altium社Cadence Design Systems社などの各種CADプラットフォームにシミュレーション結果を簡単にエクスポートできます。WEBENCH用の新しいアドバンスド・ツール群の詳細に関してはビデオをご覧ください。

WEBENCHの最先端のオプション群
複雑な設計要件に対応する電源ソリューションの構築には、時間と労力が掛かります。WEBENCH Visualizerの新しい最先端のオプション群には、製造性、部品の制約や設計の管理などの複雑な設計要件を項目ごとに入力できる、使いやすいセットが含まれています。このことで、技術者は複雑な設計要件に正確に合致したソリューションを素早く見つけることができます。詳細に関してはこちらをご覧ください。

WEBENCH Compensation Designer
電源設計における落とし穴の一つに、不安定な制御ループがあります。新しいWEBENCH Compensation Designer ツールは、制御ループのエラーを予測し、自動的に補償することで、安定な電源設計を実現できます。この自動補償機能は、初心者と熟練技術者の両方に役立ちます。また、最先端の電源設計の専門技術者には、制御ループを調整し、より高い帯域幅や安定度を実現できる手動モードも提供します。詳細はこちらをご覧ください。

WEBENCH Simulation Export
新しいWEBENCH Simulation Exportツールは、電源回路をユーザーの好みのシミュレーション環境にエクスポートできます。WEBENCH Power Designerは、数回のクリックだけで、設計全体をTINA-TI™ simulatorAltium DesignerCadenceのOrCADやPSpice などの各種ツールに直接素早くエクスポートできます。WEBENCH Simulation Exportは、 WEBENCH Schematic ExportやPCB Export の各ツールとともに、技術者による電源設計の構築と、5種類のCADツール群への簡単なダウンロードを実現します。詳細はこちらをご覧ください。

Cadence社 OrCADプロダクト・ライン担当 プロダクト・マーケティング・ディレクタであるジョシュ・ムーア氏(Josh Moore)は次のように述べています。「WEBENCH Power Designerにシミュレーション結果のエクスポート機能が追加されたことで、技術者はOrCAD Capture内で回路図を手動で再構築し、各種のSPICEモデルと統合してPSpiceソリューションへ入力する必要がなくなり、手動プロセスで生じる誤りもなくなります。WEBENCH Power Designer で作成した完全なシミュレーションのネットリストとPSPICEモデルは、WEBENCH Simulation Export経由でCadence OrCAD Captureへ簡単に素早くダウンロードできるようになるとともに、PSpiceツールを使ってシミュレーションできるようになります」

詳細については、ブログ記事「電源設計のエキスパート技術者に強力な機能を提供するWEBENCH 用の新しいアドバンスド・ツール群」(英文)をご覧ください。

WEBENCH ツール群に関する情報
 TIの  WEBENCH ツール群でのシステム設計
 TIの PowerLab™ リファレンス・デザイン・ライブラリから電源のリファレンス・デザインをダウンロード

TIのWEBENCH設計支援ツールについて
WEBENCH Designer / WEBENCH Architectのツールによって、技術者はカスタムデザインの設計、シミュレーションおよび輸出が容易に実現します。部品ライブラリは、メーカー120社の40,000点以上の部品データを収録しています。WEBENCH設計支援ツールは8つの言語で提供されており、TIのディストリビューション・パートナーが価格と供給に関するデータを随時更新しているので、ユーザーにとって、設計の最適化と生産計画の策定が可能になります。無償で利用できるTIのWEBENCH設計支援ツールを使って設計を開始するには、http://www.tij.co.jp/webenchにアクセスしてください。

※WEBENCHはTexas Instrumentsの登録商標です。TINA-TIおよびPowerLabはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。








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