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タイ石油公社と電気自動車の実証試験に関する覚書を締結【三菱自動車工業】

2011年09月20日

三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)は、同社のタイにおける製造・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランド(社長: 村橋庸元、以下MMTh)が、タイのPTT Public Company Limited社(タイ石油公社、以下PTT社)と新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』の実証試験に関する覚書を締結したと発表した。

三菱自動車は、2010年12月にタイ政府と実証走行試験に向けての共同研究に合意、MMThは2011年9月より電力会社であるMetropolitan Electricity Authority社(首都圏配電公社)、PEA ENCOM社(地方配電公社子会社)の2社と実証走行試験を実施しているが、今回新たにPTT社とも覚書を締結し、タイでのEVの受容性、市場性、充電インフラ調査など、EV普及に向けた具体的な検証を進めていく。

PTT社はタイの天然ガス事業、石油事業を行うエネルギー関連企業であり、タイ政府の国家エネルギー安全保障政策上、エネルギー全般の安定供給を目指している。本年中に同社技術研究センター(PTT Research and Technology Institute)内に急速充電器の設置を計画していることから、同社とMMThは充電インフラ調査、及び今後のインフラ整備の面で積極的に協力をしていく。

三菱自動車は、日本を始め、欧州や香港、オーストラリア等で『i-MiEV』を販売しており、、今秋からは米国、カナダでの販売開始を予定している。また、タイ政府以外でもモナコ政府、アイスランド政府、デンマーク政府、シンガポール政府等、各国政府が推進しているEV普及促進に向けた取り組みに協力している。

* PTT Public Company Limited社
天然ガス、石油の採掘、精製、生産、販売を行うエネルギー関連企業。前身はタイ石油公団。
タイ国内に1,100を超えるサービスステーションを展開している。


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